2014年1月31日は中国旧正月の元旦で、店はほとんど閉まり、
繁華街のチムサーチョイも静まり返っている
繁華街のチムサーチョイも静まり返っている
…ということはもちろんなく、開店時刻はいつもより遅くても、
チムサーチョイのショッピングモールやブランドショップは営業中である。
チムサーチョイのショッピングモールやブランドショップは営業中である。
旧正月の時期は中国人はもちろん、世界中の観光客が押し寄せるらしく、
自分が滞在した12月、1月の中で一番の混み具合。
自分が滞在した12月、1月の中で一番の混み具合。
静かな正月雰囲気は郊外に行かないと味わえないのかもしれない。
でも、極限的に混雑したチムサーチョイの旧正月は独特で悪くない。
旧正月イベントとして、元旦31日のナイトパレードと2月1日の花火を観戦してみる。
ただ見るというのではなく観戦。
両イベントとも無料で見られるので、観光客のほとんどがチムサーチョイに密集する。
どちらも午後8時スタートだが、メインの観戦場所に1時間前に行っては手遅れという混雑ぶりである。
どちらも午後8時スタートだが、メインの観戦場所に1時間前に行っては手遅れという混雑ぶりである。
まずはナイトパレード。
チムサーチョイのメインの通りであるネーザン通りは早い時間から交通規制が始まり、
17時半にチョンキンマンションの宿を出た時にはすでに多くの人が場所取りをしいた。
17時半にチョンキンマンションの宿を出た時にはすでに多くの人が場所取りをしいた。
泊まっているファーストゲストハウスの部屋からパレード会場のネーザン通りを見下ろせるし、
宿のおばちゃんから窓からパレード見れるでしょ、と言われたが、
宿のおばちゃんから窓からパレード見れるでしょ、と言われたが、
チョンキンマンションの7階からではなく、せっかくなので路上レベルで見たい。
中国旧正月のパレードといえば、世界各地の中華街でやってるような獅子舞をイメージしていた。
が、香港版獅子舞はいろんな国からのパレードチームがスターフェリーのプロムナードからカントン通り、ネーザン通りでパフォーマンスを繰り広げながら行進する本格的なパレードだった。
目的やテーマは違うけど、小規模なリオのカーニバルと言えるかもしれない。
キャセイパシフィック航空、ディズニーランド、MTRなどの香港のいろんな団体、
フランス、オランダ、カリブ諸国、韓国などいろんな国々からパフォーマンスチームが構成されていて、
それぞれテーマがあるので面白い。
シンガポールのファイヤーダンスやポーランドのサーカスなんてのもある。
フランス、オランダ、カリブ諸国、韓国などいろんな国々からパフォーマンスチームが構成されていて、
それぞれテーマがあるので面白い。
シンガポールのファイヤーダンスやポーランドのサーカスなんてのもある。
日本からのチームもあり、山形大学の方々が和風の踊りを世界中の観光客に披露してくれた。
自分も人生で初めて見たのだが、山形の花笠踊りと紹介されていた。
自分も人生で初めて見たのだが、山形の花笠踊りと紹介されていた。
午後9時くらいから夜明けまで8時間以上もひたすらサンバを踊ってるリオのカーニバルと違い、
2時間もないナイトパレードはいろいろ凝縮されているので飽きない。
2時間もないナイトパレードはいろいろ凝縮されているので飽きない。
また、可愛らしい子供たちのパフォーマンスも多く、路上の最前列だと手の触れ合いなんかもできる。
近くのインド人観光客もキャーキャー騒いで喜んでいる。
2時間半待って最前列を確保した甲斐がある。
次の日は花火。
獅子舞同様、中国旧正月といえば、
これまた世界のチャイナタウンの定番ファイヤークラッカー、爆竹を想像してしまう。
香港では通りのあちこちで爆竹が鳴り響くのではなく、
ビクトリアハーバーでわずか20分の巨大爆竹で済ませてしまうらしい。
これまた世界のチャイナタウンの定番ファイヤークラッカー、爆竹を想像してしまう。
香港では通りのあちこちで爆竹が鳴り響くのではなく、
ビクトリアハーバーでわずか20分の巨大爆竹で済ませてしまうらしい。
20分とはいえ、大晦日カウントダウンで見た新年花火が10分だったので2倍の規模。
期待を胸に午後1時にスターフェリーのプロムナードの様子見に行ったらすでに最前列はカメラ好きのおっちゃんたちに占拠されていた。
大晦日はビクトリアハーバー対岸のコンベンションセンターが正面に見える最前列を確保できただけに残念。
新年花火は7時間前にスターフェリーのプロムナードに行ってギリギリ最前列があったくらいなので、
より盛り上がる旧正月の花火は朝から待たないといい場所はとれないようだ。
それでも、いろいろ探しまわって、花火開始4時間前にアベニューオブスターズで最前列が見つかった。
より盛り上がる旧正月の花火は朝から待たないといい場所はとれないようだ。
それでも、いろいろ探しまわって、花火開始4時間前にアベニューオブスターズで最前列が見つかった。
斜め後方からなんでベストな位置から程遠いが。
20分のイベントのために何時間も待つことはそうないだろう。
プロムナードの正面からはかなり離れているが、最前列だけあって両隣は三脚を構え、2時間前からISOやシャッタースピードをいろいろいじっているカメラ好きの香港人のおっちゃんたちがいる。
自分も格好だけでもと、鉄柵にゴリラポッドを巻きつけ、固定した一眼レフカメラでタイマーでの撮影練習をしたり、スーパーで買った安い小瓶の赤ワインを味わったりする。
群集の中でひたすら待っただけあって、20分の爆竹は体で空気の振動を感じられるものだった。
右手ですでにセットしたカメラのシャッターを無造作に押し続け、
左手でiPhone動画を撮りまくり、両目は途切れることなく打ち上げられる花火に釘づけ。
左手でiPhone動画を撮りまくり、両目は途切れることなく打ち上げられる花火に釘づけ。
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