ニューヨークの移民街は突然現れる。
マンハッタンを歩いていて、1つの通りに踏み込むだけでイタリア人街になったり、韓国人街になったりする。
フラッシングの地下鉄駅を出ると完全に中国だったりする。
ニューヨークにプチ滞在しながら世界周遊している気分を味わえそう。
ニューヨークのプチ滞在5週間のうち1ヶ月弱はシェアハウスに滞在し、
ラスト1週間をニューヨークに遊びに来る父とアパートに宿泊するつもり。
オンラインで見つけたK’sゲストルームにシェアハウスの部屋を紹介してもらい、
家賃750ドルの部屋に28日間生活することになった。
ニューヨークの宿泊費の高さは尋常でなく、ホステルのドミトリーで40ドルくらいするので、
プチ滞在には1ヶ月から借りられるシェアハウスの方が得である。
ちなみにK’sゲストルームの場合、滞在日数が30日未満でも1ヶ月分の家賃とディポジットをまとめて払えば貸してもらえる。
個室で1泊25ドルと思えば、家賃750ドルのシェアハウスの方がマンハッタンのぼったくりドミトリーよりずっといい。
部屋じたいも東京で木造アパート暮らししていたときより開放感がある。
シェアハウスの場所はウッドサイド。
エクアドル料理店やフィリピン料理店がいくつか並び、
中米系の移民が圧倒的に多い地域。
ニューヨークの後に向かうパナマからの中米を思いつつ、
ラテン系のエスニックタウン、ウッドサイドがプチ滞在の拠点となるのが嬉しい。
近場なのでフィリピン料理やエクアドル料理を食べようと思うも、
案外料金が高く、安めの中華食堂やタコスを食べるのがやっとである。
完全に中米のどこかの国にあるような店でタコス2つ食べて5ドル。
最寄り駅ウッドサイドの一つ隣がジャクソンハイツ。
クイーンズのインド人街として昔から有名な界隈である。
シェアハウスから歩いて5分なので散策してみると、
インド人街というより南アジア系のエスニックタウン。
モモと呼ばれる餃子を出すネパール料理店やチベット料理店、バングラデシュ人のスーパー、
パキスタン人がやっているような携帯ショップなどが連なっている。
12ドルくらいで食べ放題のカレー料理レストランも多く、
ロンドンのブリックレーンに似ていなくもない。
クイーンズのジャクソンハイツ以外にも小さなインド人街、
リトルインディアがマンハッタンのレキシントン通り、27〜29丁目にあり、
カレーを食べられる軽食堂やレストランが集まっている。
中華系が多いニューヨーク。
マンハッタンの中華街はロウアーマンハッタンに広がっている。
リトルインディアやコリアンタウンのように通り一本が移民街になっているのでなく、
かなり広い界隈が中国一色となっているようだ。
実際に訪れてみると、中国本土の匂いがするチャイナタウンというより広東語が聞こえ、
中国大陸の簡略された漢字ではなく複雑な漢字表記の看板が並んでおり、
まるで香港の路地を歩いているようだ。
実際には福建省からの人々が多く住みついているそうだ。
通りを歩いているのも中華系の人ばかりで、
たまに見かける白人や黒人が外国人のように見えてしまう。
安めの中華系料理店、軽食堂が並んでいる。
水餃子が2ドルだったり、麺類が4ドルくらいだったりとマンハッタンにしては安め。
いかにも安そうな食堂で水餃子と麺を食べ、合計4ドルだった。
マンハッタンブリッジの高架下近くにはご飯におかず4品載せて4.5ドルという食堂があった。
また別の日に食べたご飯と鶏肉、キノコ、緑菜を葉に包んで蒸した料理も5ドルで腹一杯になる。
また、安い中華スーパーが多いので食材を買うのにいいかもしれない。
マンハッタンのチャイナタウンは大きいけれども、
より濃厚な中華街がクイーンズにある。
ウッドサイド、ジャクソンハイツから7番線の電車で行ける終点のフラッシング。
地下鉄駅から地上に出ると、アメリカというより中国一色の世界が広がっている。
香港っぽいマンハッタンのチャイナタウンと違い、本場中国の大陸臭が漂っている。
歩いている人々も英語を喋られないいかにも大陸からの移民。
なかなか英語が通じなかったり、フラッシングの公用語は中国語のようだ。
今回の旅行中で訪れた中国を懐かしく思いつつぶらつく。
つねに混雑しているフードコートが高架近くにある。
ご飯におかず4品載せて豆乳がついてくるセットは5.75ドルと安い。
チャイナタウンで見かけた4.5ドルより高いけれども、とにかくボリュームがすごい。
また中国の地方都市にあるようなショッピングモールもあり、
地下は中華系のみのフードコートになっている。
ここがニューヨークの一部なのか目を疑いたくなる光景だ。
7ドルとそう高くない本場重慶風の1人用の火鍋が美味しかった。
辛すぎて汗が吹き出るのもたまらない。
たまたま入ってみたアーケードにも中華系だけの食堂があった。
フラッシングの通りに並ぶ店はそもそも英語表記が少ない。
中国の町とまったく遜色がない。
ニューヨークには他にも中華街がいくつかあるようで中華街廻りも楽しいかもしれない。
ニューヨークの5週間のプチ滞在は飽きることなく慌ただしく過ぎていきそうだ。
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