2017年9月2日土曜日

オンヌットでアパート探し、バンコク生活開始(2017年8月13日)

3年10ヶ月に及んだ「世界遊牧住み渡り」と勝手に名づけた世界周遊。
マレーシアのペナンから一気にバスでバンコクに移動し、
バンコクでアパートを見つけて生活を始めることで世界周遊の旅が中断する。
日本に完全帰国するわけでないので住み渡りそのものはまだ続くけれども、
アパートに暮らしつつ仕事探しに挑戦し、これまで旅で何度も訪れるたびに2〜4週間長居し、
昔から住んでみたいと思っていたバンコクでしばらくバックパックを置いて生活しようと思う。


1ヶ月半に及ぶインド旅行を終え、マレーシアのペナンにて60日間有効なタイ観光ビザを取得してバンコクへ移動する。
せっかく60日間タイにいられるので南部の島巡りしながらゆっくり北上したいところだけれども、
今回は旅を一時的に、あるいは2、3年中断してバンコクで生活することを念頭に置いているので誘惑を抑えてバンコクへ直行。
観光ビザ有効期間内でアパートを見つけ、あわよくばバンコクで仕事を見つけて旅資金を稼ぎたい。
4年近くも世界をぷらぷら旅してきたアラフォーにとってタイでの職探しは難しいそうだが、
60日間滞在して仕事が見つからなければ一時帰国して沖縄リゾートの住み込みなんかで旅資金を貯めようと気軽に構えて挑んでみる。
とにかくリミットは60日間。
タイ南部の島で遊んでいる暇はない。
ペナンからバンコクへの移動は途中ハジャイにてマレーシアで乗ったミニバンからタイの大型二階建てバスに乗り換えがあり16時間。
125リンギット(3200円)とLCCより少し安いくらいだが、
4年近い世界周遊の余韻に浸りながらの陸路国境越え、長距離移動は悪くない。

インド出発前夜のカオサンから2ヶ月ぶりのバンコクにて5月にも滞在したプロンポンのソイ33にあるサクラ・スカイ・カプセルホテルに5泊する。


1泊400バーツ(1300円)もするけれども、完全防音、エアコン調節自由のカプセルのプライベート空間はエアコンなしの安いシングルよりコスパが高い。
夏休みで観光客が多くお祭り気分のカオサンに泊まってしまうと、
仕事探しのモチベーションどころか、アパート探しもだらけてしまいそう。


早速バンコクに戻って二日目からビザの有効期間60日いっぱい居座れそうなアパートを探す。
場所は5月のバンコク長居時に目をつけておいたオンヌット駅周辺。
バンコクで現地採用として働いている日本人や目的なく長居している不良外国人に人気があるようで、近くにテスコやビッグシーの大きなスーパーがあり、
物価も安めで外国人がすぐに借りられる安くて綺麗でセキュリティーもしっかりしているコンドミニアムやアパートが増えているらしい。
またバンコクのベッドタウンとして急激に開発が進み、人口密度も大きなオンヌット。


バンコクでアパートを探すにあたって日本のように賃貸アパート紹介や不動産に出向く必要がなく、そもそも日本語や英語が通じる不動産で扱っているのはアパートやコンドミニアムは駐在員向けの高い物件ばかりなので、自分自身でウェブサイトで探したりする。
RentHubというサイトは安めのアパートも記載されており使い勝手がいい。
また、ネットで目星をつけたアパートを見に行くと、
周辺に似たようなアパートやコンドがいくつかあり、わざわざウェブサイトに頼らなくても自ら飛び込みで賃貸アパートを探せることがわかる。
東京で新生活を始めるたびに賃貸アパート紹介を訪れ、一軒一軒内見させてもらうような手間もなく簡単。
「Room for Rent」の文字を見つければアパートに向かってみて、
たいていアパート1階に管理室があるので英語をしゃべれるタイ人、しゃべれなくても筆談できるスタッフに部屋を見せてもらってよければその場ですぐに借りられるという驚きのシステム。
東京の賃貸アパートのように大家さんから保証人や在職状況を求められたり、
面倒な審査もなく、世界を4年間放浪していた職なし、定住所なしの外国人でも身分証明のパスポートだけでレンタルできる。
さらに支払い金額もシンプルで家賃1、2ヶ月分のディポジット(敷金)のみ。
不動産への仲介手数料、大家さんへの礼金、火災保険やら細々とした書類手続きもなし。
まるでゲストハウスにチェックインするような感覚でアパートを借りられるバンコクに口元が緩んでしまう。


ネットでも調べつつ個人的に惹かれたのがオンヌット駅を降りてすぐのスクンビット・ソイ81に並ぶ7〜8階建てのアパートやマンション。
どれも小綺麗で、スタジオタイプの部屋なら10000バーツ以下も多い。
飛び込みでアパートの管理室を訪れ、オンヌットだからかたいてい英語を話せるスタッフに部屋を見せてもらう。
家賃8000バーツのKVマンションなど新しくて設備もしっかりしているアパートに惹かれる。
新しくない地元の人向けのマンションなら6000バーツ、ソイの奥では4000バーツ以下もあった。



が、ちょっとした問題があり。
安いマンションのほとんどが半年以上の契約とのこと。
外国人向けのアパートなら短期滞在可能だけれども、
長期で8000バーツの家賃が半年未満なら14000バーツなどと値上がりするところがほとんど。
ソイ81以外の場所でも10軒以上内見させてもらったが、短期で安く借りられるところはなかった。
バンコクで仕事を見つけられるかどうかも定かでないので、いきなり6ヶ月契約はリスクが大きい。

結局、スクンビット・ソイ81のKVマンションの隣にある黄色いYour Space Apartmentに決めた。


ここも半年以上の契約で月々8500バーツ(3万円)。
2ヶ月契約の場合は月12000バーツ(4万円)。
12000バーツならサクラ・スカイ・カプセルホテル30泊分と変わらないし、
短期契約だと冷蔵庫、テレビ、電子レンジ、ベッドシーツなど全て揃っている。
もしバンコクで働くことになれば期間延長で家賃を8500バーツにして貰えばいいし、
その際に新たに家具を揃えればいい。
スタジオタイプで26平米の部屋。
東京で4畳半の木造アパートに暮らし、小さい台所、狭いバスルーム付きで家賃6万円も払っていたので、家賃12000バーツのスタジオの部屋は素晴らしすぎる。



スタジオと言っても簡易的な流し台、ベランダ、バスルームは扉で仕切られており、
ワンベッドルームのような感じ。


インターネットは別料金であり、月々500バーツを払ってWiFiを利用する。
Your Space Apartmentの契約時に支払うのは家賃1ヶ月分、ディポジット1ヶ月分の合わせて24000バーツ、
それにテレビセットのディポジット100バーツ、鍵のディポジット200バーツ、合計で24300バーツ(8万円)だけだった。
新宿で6万円のアパートを賃貸する際には敷金1ヶ月分、礼金2ヶ月分、仲介手数料家賃1ヶ月分で最低でも30万円払わなければならないのと雲泥の差。
カプセルホテル滞在中の内見時に予約ディポジットとして5000バーツを払い、
数日後に住み始める時に残りの19300バーツを払って手続き終了。
冷蔵後、ベッドつきなのでその日から普通に生活できるのが嬉しい。
ソイ81にある黄色いアパートが今後のバンコクの起点になりそうだ。









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