2013年12月12日木曜日

北京で足止め(2013年11月24日)

韓国の仁川からフェリーで中国の大連に入ってからは、
建築ラッシュ真っ盛りの大連、川を挟んで北朝鮮に面した丹東、遼寧省の省都であり、人口600万を超える大都市瀋陽を一週間で回り、いよいよ北京へ。

中国の首都北京は今回が初めてである。
瀋陽から北京へのバスは本来なら8時間かかるらしいが、瀋陽午前10時発のバスは乗客が少ないからか出発時刻になっても出発しなかったり、途中で積荷を車体に運んだり、乗客のニーズに合わせていろんな場所で停車したりと、遅れに遅れて4時間、結局北京まで12時間もかかってしまった。
12時間もかかるバスで食事休憩がなかったので、夜遅く北京のビジネス街の近くにあるホステルにチェックインしてから炒飯だけは食べた。
北京初日からして幸先が悪い。



実はここでトラブル発生。
札幌で購入してから一ヶ月ちょっとしか経っていないMacBook Airがなぜか充電できなくなる。
充電器か本体がいかれてしまったのか?
不幸中の幸いにも北京にはアップルストアがあるので、北京での最初の朝から訪れてみた。
天安門広場や紫禁城ではなく、ブランドショップやカフェが並ぶ洒落た三里屯にあるアップルストアが北京最初のスポットというのは奇妙な感じだ。



北京はこの住み渡りにおいて何度か訪れる予定なので、今回は4泊のつもりだった。
しかし、アップルストアにてMacBook Airのバッテリーが故障していることが判明。
最初は3〜5日かかると言われ、なかなか連絡が来なくて再訪したときはバッテリーの在庫がなくて発注中だからさらに3〜5日かかると言われ、結局北京には10泊もすることになる。
30日間滞在できる中国ビザの三分の一を北京だけで消化…。

冬が近づき、猛烈に寒さが増す北京だが、天安門広場や紫禁城なのどの観光スポットは見て回る。




京都もそうだが、古都の北京も碁盤の目上の町並みになっており、分かりやすいが、碁盤の目のサイズがでかい。
道路の幅も広く、紫禁城も巨大で、まるで巨人の街を彷徨う小人になったように感じる。
でも、碁盤の目から逸れて探索してみると、実は巨人サイズの碁盤の目の中は庶民の生活が溢れる路地が張り巡らされていてると分かってくる。
胡同(ふーとん)と呼ばれており、細い路地が迷宮のようになっているところもあって面白い。
路上で雑談するおじさんたちを見かけたりする。




北京では寺院を観たり、ショッピングモールで寒さを凌いだりもしたが、
北京に住む人々の普通の生活を目の当たりにできる胡同探索が一番興味深かったりする。

空気が悪いと言われている北京だが、秋だからか快晴の日が多かった。
11月後半となれば日照時間が短く、昼飯を終えた頃から西日が眩しくなるが、
毎日と言っていいほど夕暮れ時は美しかった。
ノートパソコンの修理という間抜けな理由で足止めを食らった北京だが、
寒さの中で浴びる西日はほのかに温かく心地よかった。












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