2014年9月6日土曜日

シンガポールからマレーシア日帰り旅行(2014年9月2日)

日帰りでマレーシアの国境の街ジョホールバルを訪れる。

日本人はビザなしでシンガポールに滞在できるものの、
期間は入国日から30日。
8月15日にマレーシアからシンガポールに入り、
F1グランプリを含んだ9月26日までの43日間滞在するためには、
一度シンガポールから出なければならない。
ちょうど8月から9月に月も変わった。
宿泊費が高いということでスルーしたジョホールバルへの日帰り旅行を決行。
バックパックなどの荷物はシンガポールのB88ホステルに置いたままなので、
万が一シンガポールに入国拒否されたら困る。
まぁ、そんな前例は聞いたことがないが。

ジョホールバルへはB88ホステルのすぐ近く、
ブギスやガラクタ路上市場からも近いクイーンズストリートのバスステーションから行ける。
土日はマレーシアに遊びに行くシンガポール人の長列が日常風景だが、
平日だと並ばずにバスチケットを購入でき、
市バスのようなジョホールバルのラーキン•バスステーション行きのバスに乗り込める。
片道2.5ドル(210円)。
このチケットをなくすと、
国境手続きを終えて再びバスに乗る際に改めて料金は払う羽目になる。

バスは整然とした熱帯の樹木に囲まれた道路を進み、
30分弱でシンガポール側の国境ウッドランズに到着。


ここで一度バスを降りてシンガポール出国手続き。
イミグレでシンガポール出国のスタンプを押してもらう。
イミグレ後のバス停で先と同じ会社の黄色いバスを待ち、
運転手にチケットを見せて乗り込む。

8月15日にも通ったコーズウェイを逆戻りし、
マレーシア側の国境へ。
マレーシア入国もスムーズ。
日本語で挨拶してくれるフレンドリーのイミグレの男性に迎え入れられる。
シンガポールに来る時もそうだったが、
あまりにも簡単すぎるシンガポール〜マレーシアの国境越えである。

チェックポイントを過ぎるとすぐにジョホールバル•セントラル駅が現れ、
その先はいくつかの高層ビルが立つジョホールバルの街の中心となる。

ジョホールバルは2002年以来12年ぶりの再訪。
当時はオーストラリアでのワーホリ後にシンガポールに飛び、
マレーシア最初の町としてジョホールバルに一泊した。
2002年のジョホールバルの駅前にはメルリンタワーという怪しげなビルがあり、
その周辺には昼間から売春婦がうろついており、
どういうわけか背が異様に小さかったり、おでこがでかかったりと奇形の人が多く、
路肩にはあちこちに穴があいており、
薄気味悪い魔都の雰囲気が漂っていた。
夜は治安が悪いと言われていたので徘徊はしなかったものの、
夕暮れ時のコンクリートに囲まれた川を目にしたとき、
おびただしい数のドブネズミがコンクリートの土手を埋め尽くしており、
マレーシア、タイ、ラオス、ベトナム、カンボジア、インドと続く
半年間のアジア周遊にしょっぱなから不安になったのを覚えている。

あれから12年経ったとはいえ治安は良くないらしいので、
気合いを入れてジョホールバル•セントラル駅を出る。

いきなり目の前にモダンな高層ビルとユニクロなんかが入ったショッピングモールが現れて驚く。
2002年に一番高かったはずのメルリンタワーも小さく見える。


また、当時薄汚れた地方の駅にしか見えなかったジョホールバル鉄道駅は
モダンなセントラル駅が出来たことで駅としての役目を終え、
博物館になっていた。


前回は入らなかったメルリンタワーに入ってみる。
メルリンタワー(MERLIN)にOを加えると、
可愛らしいマーライオンタワー(MERLION)の表記になってしまう。


メルリンタワーは平日にも関わらず店舗の多くがシャッターを閉めており、
人も少ない閑散とした古びたビルだった。
ビルの表には安いバッグやおもちゃを売る商店が開いていたりする。
また小さなバス会社もあった。
実はジョホールバルを訪れた9月1日の月曜日はマレーシアの建国記念日の振替休日。
店が閉まっているのはそのせいかもしれない。
いずれにせよ、昔イメージしていた悪の巣窟のような雰囲気はない。
上の階には普通に中華系の食堂があるくらいだった。

2002年はいかがわしい空気いっぱいだったメルリンタワー周辺も普通。



ただ、シンガポールから来ると、歩道に散乱するゴミが目立つし、
マレー屋台からのカレーの匂いと男達が吸うガラムの刺激臭が混じり合い、
2週間ぶりにエキゾチックな香りを味わう。
清潔すぎるシンガポールにはない東南アジアらしい匂い。
尚、数は減ったとはいえ、日中からたちんぼは見かける。
まぁ、たちんぼはクアンタン、イポー、ペナン、クアラルンプールにもいたので珍しくはないが。

物価も一気に安くなる。
食堂でのマレー料理はセルフサービスで、
ナマズと卵、野菜をご飯に載せ、ドリンク含めて10リンギット(310円)と
このボリュームでシンガポールの半額。


2週間前まで50日間過ごしていたマレーシアが安く感じられるのが面白い。
シンガポールの物価高になれてきたせいで感覚も逆転してしまったようだ。


満足な食後、なぜかやたらとバングラデシュ人とネパール人が多い繁華街を歩いていると、
かつて見かけたヒンドゥー寺院を発見する。


周囲の様子があきらかに違う。
あのドブネズミがうじゃうじゃしていた川が見当たらない。
川を探しながら海に向かっていくと地域開発の写真が目に飛び込んでくる。
どうやら昔の運河がコンクリートに囲まれたドブ川に変わり、
その川も開発によって埋め立てられてしまったようだ。


ジョホールバルのあまりにも急激な変貌ぶりに驚くも、
12年も経てば当然の変化かもしれない。
2002年に立ち寄ったコーズウェイに面したショッピングモールは改装されるどころか、
放置されたまま廃墟になっている姿が寂しい。


コーズウェイ越しのシンガポールを強い日射の中、
ぼんやりと眺めた。



街をひととおり歩いてからモダンなショッピングモールを歩くも、
マレーシアで買い替えようと思っていたサンダルは高いし、
安い映画館も振替休日で長列なので断念。
ちなみにサンダルはシンガポールのリトルインディアのムスタファセンターの方が圧倒的に安く購入できた。

これまた出稼ぎ労働者のようなネパール人とバングラデシュ人で溢れたバスで
気分転換に郊外を訪れてみる。
本来は安いサンダル探しに郊外の大型ショッピングモールを目指したのだが、
降りる場所を間違い、辺鄙なところで降りてしまった。
名も分からない場所だが、夕暮れ時の川やのんびりとした田舎のような風景が
シンガポールからの日帰り旅行として新鮮だった。




夜は多少たちんぼが増えたとはいえ、
危険な香りが漂っていないメルリンタワー周辺をぶらつき、
シンガポールよりはるかに安いKFCにて3ピースで12リンギット(360円)のフライドチキンを食べてシンガポールに引き返す。




シンガポール入国時に改めて30日滞在許可のスタンプを押してもらい、
本来の任務は終了。
これで心置きなく9月18〜21のシンガポールF1グランプリを観戦できるし、
9月27日まで日本からの友人中村さんを待ちつつ、
シンガポールでの日常生活ごっこを楽しめそうだ。




にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村
↑↑
いいね!と思われましたら
閲覧ごとにクリックお願いします!

にほんブログ村 旅行ブログ 放浪の旅へ
にほんブログ村

0 件のコメント: