2014年12月13日土曜日

シドニーでの倹約生活(2014年12月13日)

シドニーでの長居は簡単ではない。
東南アジアからオーストラリアに飛んで3週間が経過しても、
いまだ物価高には馴れてこないから困ってしまう。
2001年にワーキングホリデーで過ごしていた時は物価がそう高くなかったし、
何よりも地元スーパーで週5日働き収入があったので、あまり出費を気にしていなかった。
また当時は22歳ということもあり、海外旅行経験は北米とヨーロッパしかなく、
1日2000円もあれば快適に過ごせる東南アジアを知らなかったのも大きい。
かつてユーラシア大陸をロンドンからインドネシアまで東に向かって横断したときにも実感したけれども
旅は物価高の国から物価安の国に移動した方が金銭的にも精神的にも楽かもしれない。

もちろん公共サービスが行き届いていてモダンで洗練されたシドニーと
物価安にはそれなりの理由があるアジアを比べるのは意味がない気もする。
でも、単純に日本での蓄えを切り崩して旅している人間にとって倹約は大切になってくる。






オーストラリア1の大都会シドニーでは出費をおさえて楽しめる方法がある。

生活ではなく、観光を含めて長居に移動は欠かせないだろう。
シドニー郊外には素晴らしいビーチや湾があるのでちょくちょく訪れたい。
シドニーの交通費は当然高く、ちょこっとバスや電車に乗るだけで3.5ドル(350円)前後もする。
シドニー湾を行き来する通勤フェリーは通常料金で往復すると1200円はかかり、
とても気軽に利用できるものではない。
交通機関を自由気ままに使えない苦痛を解消するのが、OPAL(オーパル)カードだろうか。


いろいろとメリットがあり、朝夕のラッシュアワーを抜かせば通常料金より安い。
オーパルカードの一番のメリットは日曜日利用で、
なんとバス、電車、フェリー乗り放題で2.5ドル(250円)。
日曜日に遠方に遊びに行くのが日課になってしまう。

また、シティ中心においてはオペラハウスがあるサーキュラーキーから
チャイナタウン近くのセントラル駅まで日中無料バス555があるのが嬉しい。
サーキュラーキーからチャイナタウンまでの約2キロを毎回歩くのはちょっと疲れる。
無料バス555は夕方前に運行が終わってしまうのが玉にきず。


シドニーに長居する旅人にとって他に節約できるのは食費くらいか。
普通のフードコートでインドカレーや中華料理を食べると10ドル近くしてしまう。
安めのチャイナタウンのフードコートでも9ドル以上が相場のようであまり安くない。
シティで唯一安いと思われるのは、
ピットストリートとハンターストリートにあるハンターコネクションのフードコート。
なぜかオフィス街にありながらハンターコネクションのフードコートは激安で、
おかずを2〜4品選んでご飯に載せるぶっかけ中華飯、ぶっかけタイ料理、
韓国料理、台湾料理が5〜7ドル(500〜700円)。







平日のランチタイムのみオープンなので異様に混み合っている。
自分も平日のランチタイムはかなりの割合でハンターコネクションのフードコートに通っている。
しかも、店によっては午後2時以降は3品選んで5ドル(500円)だったりと安い。
ハンターコネクションに限らないが、平日の5時くらい、ちょうどシティのサラリーマンが帰宅する頃、
ランチタイムの売れ残りがプラスチックパックに押し込まれて、
1パック4〜5ドルだったり、2パックで5ドルなんかで売られている。
早い夕飯にはいいし、人が多くて小汚くて使いづらいホステルのキッチンで自炊するのとそう変わらない料金である。

本当に美味い外食は来年東南アジアに戻ってからの楽しみとして
物価高のシドニーでの5週間は慎ましく倹約生活を送るしかなさそうだ。


もちろん、ときには贅沢したい。
シドニー滞在の1週目にバンコクに住み、タイ航空で働く友人、インと会う。
今回の世界周遊中だけでもバンコクはもちろん、香港やクアラルンプールで再会した。
シドニーへのフライトでのフライトアテンダントは帰国便まで中2日あるそうで、
2日間インが泊まっているホテルに泊まらせてもらい、一緒に美味しいものを食べに行ったり、
インの友人が営むバーに遊びに行ったりした。







友人と酒を飲んで楽しむひとときは最高に充実しているし、
一晩での出費はフードコートでの節約どころではないが、
倹約生活で募ってくるひもじさやストレス、都会独特の孤独も解消できるのでよかった。









にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村
↑↑
いいね!と思われましたら
閲覧ごとにクリックお願いします!

にほんブログ村 旅行ブログ 放浪の旅へ
にほんブログ村

0 件のコメント: