2014年12月19日金曜日

シドニーの湾とビーチ廻りの日曜日(2014年12月19日)

シドニーで有名なのはオペラハウスにハーバーブリッジ。
個人的にも青い空を背景にしたハーバーブリッジと
日光を反射すると白く輝くオペラハウスはシドニーの顔として気に入っている。


でもそれ以上にシドニー近郊の湾やビーチは都心部から30分でアクセスできるとは思われないほど自然の景観を保っており素晴らしい。
日曜日はオーパルカードを持っていれば電車、バス、フェリーを何回乗っても1日2.5ドル(250円)しかかからない。

オーパルカードのメリットを最大限に活用して日曜日は小旅行を楽しむ。
先週の肌寒い雨模様から一変、日曜日は晴れている。
サーキュラーキーからシドニー東端にあるワトソンベイまで船で行き、
ワトソンベイから南下してボンダイビーチや東海岸の湾を廻ってみる。


無料朝食つきのホステルに移ったので、
シリアルとトースト、コーヒーを久しぶりに堪能してから早速オーパルカードを利用し、
バスでホステルがあるキングスクロス近くからサーキュラーキーへ行く。
平日は往復するだけで7ドル(700円)もかかるので交通機関は当然使わずに歩いている。

サーキュラーキーにはいつものように大型クルーズ船が停泊している。
南半球の夏はクルーズ船の発着が多いのかもしれない。


日曜日は観光客以上に地元シドニー人の家族連れが多く、
自分と同様オーパルカードで日曜日は2.5ドルで交通機関乗り放題を活用しているのだろう。
子供たちと船に乗り込むのは微笑ましい。


多少雲が多くなってきたものの、ワトソンベイ行きの船はサーキュラーキーを出発。
シドニーハーバーから眺めるオフィス街は香港のビクトリアハーバーからの摩天楼に比べるとこじんんまりしている。
ただひと目でシドニーと認識できるイコンがあっていい。




船は途中ローズベイに寄ってから東端のワトソンベイに向かった。
サーキュラーキーから30分もかからずにワトソンベイに到着すると雲間からの青空が大きくなっている。
船着場には波が穏やかで小さなビーチがある。
シドニーのスカイラインはすでに遠方にあり、ビーチを望むパステルカラーの家は南国の雰囲気に満ちている。
ほんのちょっと船で移動しただけで都会の喧噪から離れて別世界に迷い込んだようだ。





ワトソンベイからNorth Head(ノースヘッド)と呼ばれる最北部までは国立公園となており、
短距離のハイキングにはちょうどいい。
その前に波止場から歩いて10分の東端に行ってみる。
Gap Park(ギャップパーク)では突如大地が終わり、陸地が海に沈み込んでしまったような断崖絶壁が見渡せる。
巨大なオーストラリア大陸と南太平洋の境界線。
青空と青い海は美しいけれども、打ち寄せる波は荒々しく、
この大洋を真東に進めばニュージーランドがあることが信じ難い。
大都会すぐ近くの絶景は世界の終わりを思わせる。



13年前に訪れたときは歩けたはずのギャップパークの崖に沿った遊歩道はなぜか閉鎖中。
身を乗り出して転落した人でも出たのだろうか。
ワトソンベイに戻り、最北部のノースヘッドに向かって歩いていく。

日が出ると肌寒かった平日とは打って変わっての暑さと明るさ。
木漏れ日があふれる遊歩道を歩くのは気持ちよく、
普段はごみごみしたシドニーのオフィス街も遠くから見ると美しい。





遊歩道途中にはいくつかの小さな湾がある。
弧を描いた湾に佇むこじんまりとしたビーチでは日曜日を満喫する人々であふれている。
高層ビルが多い都心部近くにビーチがある街は自分の知る限り香港やリオデジャネイロだが、
シドニーの海の青さはレベルが高い。
また、オーストラリアらしく小さなヌーディストビーチも隠れ家のようにあった。
残念ながら全裸の美女は皆無で、白髪や太ったおじさんしかいなかったが。




ゆっくり歩いて40分ほどでノースヘッドにたどり着く。
奇岩、絶壁が多い国立公園はあきない。
芝生で昼間からワインボトルを開けている人々もいてうらやましいかぎり。
ワトソンベイの最北部を示すようにノースヘッドには灯台が立っている。
ちなみに、シドニー湾を挟んだ向こう側はSouth Head(サウスヘッド)。
自分がシドニーで一番好きなリゾートでもあるマンリーがある。






ワトソンベイから今度はバスに乗ってボンダイビーチまで南下。
しつこいが、オーパルカードを持っているだけで日曜日はあちこち安く行けるシステムが素晴らしい。
どちらかというと閑静でのんびりとハイキングや日光浴を楽しめるワトソンベイと違い、
ボンダイビーチはおびただしい人が砂浜を埋め尽くしている。
リオデジャネイロのコパカバナビーチやイパネマビーチを想起させる。



荒々しい波は海水浴には向いていなく、サーファーたちが楽しむためのもの。
つい先月までいたバリ島のクタビーチのサーファーたちを思い出してにやけてしまった。
バリとは違い、ボンダイビーチはアルコールの持ち出しは禁止のようで、
シドニー人よりもヨーロッパからの若者だらけのビーチではひたすら日光浴をしたり、
まったり過ごしている人々で健康的である。




ボンダイビーチ近くのピザハットで裸足のヨーロッパ人の若者のように安いピザを食べ、
遅い午後の時間帯はボンダイビーチからゆっくりと南下して歩いていく。
ボンダイビーチほどではないが、砂浜に寝そべっている人が溢れるディクソンズベイのタマラマビーチや波が大きくてサーファーが多いネルソンベイのブロントビーチが順番に現れる。




東側の海岸線に沿った遊歩道は南に向かってひたすら延び、
湾やビーチ、絶壁がこれでもかと次々に顔を出すのであきることはない。
最終的にクージービーチに到着するまで3時間は歩き続ける価値があった。






天気に左右されることは避けられないが、日曜日は毎回シドニー近郊を小旅行したくなる。






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