2016年8月6日土曜日

夏休みシーズン、土日のイスラムヘーレスを自転車で回る(2016年7月3日)

プライベートビーチを持つカンクンのホテルゾーンではなかなかのんびりできないので、
メキシコで一番美しいとも言われるイスラムヘーレスへ向かう。
カンクンから日帰りする人が多いなか、二泊分の宿をとって滞在してみる。


カンクンのセントロにあるバスターミナル近くから周囲の人に聞いてコレクティーボを乗り継ぎ、
イスラムヘーレス行きの船が出ているPueruto Juarezへ。
あえてコレクティーボを乗り継がなくてもR1の市バスやコレクティーボで直行可能だと後々分かった。
またホテルゾーンをはじめ他にもイスラムヘーレス行きの船が発着する港があるらしい。
Puerto Juarezからは高速船しかなく、往復で146ペソ(900円)と高めだった。
高いだけあって大きな窓からエメラルドブルーの海を間近で見える。


北米の夏休みシーズンであり、土日ということもあり、
高速船は満席、イスラムヘーレスの波止場についても人でごった返している。
二泊旅行なのでバックパックはカンクンのロサスシエテに預かってもらっているけれども、
あらかじめBooking.comで予約しておいたHostal Azucarに先にチェックインする。
メキシコで安い値段が表示されたからといってオンライン予約しても
宿泊税などで20パーセント近く取られるのが難。
Hostal Azucarのドミで250ペソ(1500円)もした。
回線会社の問題とかでWiFiも途切れ途切れで割高なホステルである。
唯一の救いは夜になるとエアコンが発動して快適な夜を遅れるくらい。

観光客でごった返したビーチから一本中に入るとローカルな住宅街で落ち着ける。


家庭的な食堂もあり、イスラムヘーレスにしては安めの65ペソ(400円)のランチが食べられるのがありがたい。


早速北西端のビーチへ。
カンクンから来る途中の海の色があまりにも綺麗だったわりにボート乗り場周辺は大したことない。


それでも透明度があり、魚が泳いでいるカリブ海である。
夏休みと土日のホリデーメーカーが集まるビーチは白く
海のグラデーションも期待を裏切らない。
ただブイで囲まれた遊泳ゾーンは公共プールにように人で溢れている。



海水浴の前に細長いイスラムヘーレスの北西側の海も眺めてみる。
岩場が多く、海水浴にあまり向いていないようだが、
むしろ北西側の方が人でごった返す浅瀬の南東側より素晴らしい。
絵の具をところどころに垂らしたようなエメラルドブルーの海が広がっている。


両サイドで海の表情が異なるイスラムヘーレスはメキシコで一番美しいという評判通り。
吸い込まれるような海を見入ってしまう。


再び人が多い南西側に戻り、海水浴。
浅瀬なので皆温泉に浸かるようにのんびりとしている。



海が東側に面しているメキシコカリブ海岸沿いで夕日は見れないけれども、
イスラムヘーレスの西側からはサンセットが見れる。
久しぶりの夕日に砂浜に座りながらぼーっと眺めてしまう。




日帰り旅行でなく、泊りがけで良かったと思えるイスラムヘーレスのサンセットだった。


翌日は自転車を借りて島巡り。
Hostal Azucarでレンタルしようと尋ねてみたら150ペソ(900円)と高め。
が、高速船乗り場近くのレンタル屋でも同料金だったので妥当する。
トゥルムで借りた時のようにブレーキはハンドルになく、ペダルの逆回転で速度が落ちる仕組み。


午前中からして蒸し暑いイスラムヘーレスで自転車に乗っている人なんていなく、
たいていはゴルフカートをレンタルして島巡りをしている。
細長い島を一気に南下して針のように細い部分との付け根近くにある海亀保護センターへ。


海亀保護センターは30ペソ(180円)で入れ、
小さな建物内にいくつかの成長過程の海亀の水槽が置かれている。
また、タツノオトシゴやクマノミ、ライオンフィッシュの水槽もあり、
小さな水族館のようだ。



屋外では海を柵で囲って海亀の飼育している。
優雅に泳いでいる海亀を見ると暑さを忘れてしまいそう。





海亀保護センターで満足してからイスラムヘーレスの最南端を目指して自転車をこぐ。
途中ガラフォンパークというシュノーケリングやカヤックなどのマリンスポーツを楽しめるテーマパークがある。
透明度の高い海で遊んでみたいが、入場料が高いのでパス。



8キロほどの細長い島なのですぐに南端に到着。
南端には灯台があり、その先の公園に小さなマヤ寺院が立っている。
小高い岬から眺めるカリブ海も絶景。


まさに絵の具を垂らしたようなエメラルドブルーの海が広がっている。


岬の途中にチケット売り場の小屋があり、30ペソ払って公園内へ。
アートかどうか微妙だが、モニュメントが公園に飾れている。


岬の最南端の向かって右側、イスラムヘーレスの西側の海は浅い部分と深い部分がくっきりと分かれており、色もさることながら透明度が素晴らしい。



階段を降りて海に近づいてみる。
押し寄せる波が岩にぶつかって水しぶきを上げている。
それでもクリスタルブルーに輝いている。
海沿いの道を進み続けるとガラフォンパークが見えてくる。


グラデーションに吸い込まれるように来た道を引き返す。
カリブ海ほど多彩で青く透明な海をアジアや中東、アフリカ、オーストラリア、
ヨーロッパでまだ見ていない。


モルディブの透明さもトップクラスだけれども、
カリブ海の青さは心象風景につながるものがある。
まだ行ったことがないけれども沖縄の海もこんな色をしているのかもしれない。




小さなマヤ寺院がある最南端に到着し、
人でごった返した北側のビーチにない静けさに波の音が大きく聞こえる。
イスラムヘーレスはここで終わり、その先には大海原と何かを象徴するような積乱雲が漂っている。


ベリーズのキーカーカーから始まり、
メキシコに入国してからもずっと続いていたカリブ海に沿った旅はいったん終了。
イスラムヘーレスからカンクンに戻り、1ヶ月かけてメキシコ内陸南部を周遊する。










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