2016年10月9日日曜日

マイアミビーチからキーウェストを訪れてみる(2016年9月14日)

パナマからニューヨークに飛び立って以来、
中米、カリブ諸国を周遊し、約5ヶ月ぶりに戻ってきたアメリカ本土。
中南米の首都とも言われるマイアミは英語よりスペイン語の方が耳に入り、
まだラテンアメリカの旅の続きのように感じてしまう。
アメリカ随一のリゾート地マイアミビーチ、中南米の都市を歩いている気分になるマイアミから
フロリダ半島から伸びている島々の最南西端にあるキーウェストを訪れてみる。


プエルトリコから一気にマイアミに飛ぶのではなく、
デルタ航空利用のためアトランタで乗り換え。
サンフアンを飛び立ってまもなく、タークスカイコス諸島を眼下に望むフライトは
中米、カリブ諸国周遊の終わりにふさわしかった。


大手のデルタ航空なのにアルコールが有料でがっかり。
コーヒーを飲みつつやがて近くフロリダ半島を見たり、パーソナルエンターテインメントで映画を見て過ごす。



フロリダを飛び越えてジョージア州のアトランタに降り立ち、
再びフロリダ州に南下するのでマイアミ空港に到着したのは深夜だった。
ドミニカ共和国のサントドミンゴからプエルトリコのサンフアンに飛んだ時と同様、
夜着の場合は空港で徹夜。
自分にとってスペイン語圏のプエルトリコはアメリカ合衆国と別の国だけれども、
あくまでアメリカ自治領なのでアトランタやマイアミで改めて入国審査はなかった。

エアコンが効きすぎる空港での熟睡は無理な話で、寝不足の中バスでマイアミビーチヘ向かう。
空港近くのバスステーションから150番の市バスでマイアミビーチまで2.65ドル。
プエルトリコのサンフアンで75セントの市バスに慣れていたので、より物価高に感じるアメリカ本土。
マイアミビーチにある一泊20ドルと安めのマイアミホステルに泊まる。
ちなみにマイアミビーチ市とマイアミ市は隣接する別の町。
booking.comでマイアミと検索してもマイアミビーチのホステルは出てこないので注意しなければならない。

やはりアメリカ人ばかりのホステルにバックパックを預かってもらい、
早速マイアミホステルから歩いて10分のマイアミビーチヘ。
町の名前もマイアミビーチ。
マイアミビーチで一番有名で長いビーチもマイアミビーチ。
呼ぶ際に紛らわしい。
青空のもと明るい高層コンドミニアムがマイアミっぽい。


パームツリーが街路樹として幅の広い車道に並んでいるのもまたアメリカのリゾート感が溢れている。


マイアミビーチ南端から内海を挟んで西側に広がるマイアミ市のダウンタウンが見える。


思えばメキシコのカンクンを去って以来カリブの島々を巡っていたのでなかなか高層ビルを見ることがなかった。


そして目の前に広がるマイアミビーチ。


確かにカンクンやキューバのバラデロのように何キロにも及ぶ長いビーチだけれど、
波が高すぎてがっかり。
思っていた青さもない。
これまでメキシコやカリブの島々で綺麗なビーチをみすぎたからだろうか、
砂は白くても普通すぎるビーチである。


ある意味当然で、マイアミビーチは穏やかなカリブ海でなく、
波が荒い大西洋に面しているからに違いない。
セントクリストファーネイビスでカリブ海と大西洋の両方を目の当たりにした時に実感した事実である。
とはいえ、長くて白い砂浜に金髪の男女が延々と寝そべっている光景はアメリカ随一の避寒地マイアミ。


高層コンドミニアムを背景にパラソルで寛ぐアメリカ人はセレブのように映ってしまう。
メキシコやキューバのように太って腹が出た人が多くないからだろうか。


波が強すぎてサーフィンに向いているマイアミビーチで海水浴する気になれず。
空港での徹夜もあって居眠りしようと思うも日差しが強すぎるし、
打ち上げられた藻の多さに早くも退散。



ホステルで休んでから夜のビーチ沿いを歩く。
自分が憧れていたのはマイアミビーチの海ではなく、
アールデコ調の建物に灯されるクラシックなネオン。
シャワーを浴び、物価高のアメリカで久しぶりに自炊して外に出ると、
ちょうど夕暮れ時で虹が出ている。


オレンジ色に染まる積乱雲を背景にいかにもアメリカっぽい食堂のネオンに風情を感じる。


じょじょにライトアップされるアールデコ調の建物。
まさに昔写真で見たアメリカの原風景そのまま。




高そうなホテルやバーが並ぶオーシャン・ドライブ。



バーから流れ出す音楽にバンコクのカオサン通りを思い出す。
今日は金曜日、パーティータウンが一番盛り上がる日。
アジアのように気軽にバーに入れないのがバックパッカーのつらいところ。


アールデコ調のホテルを彩る電飾文字を眺めながら歩いていて気分が高揚してくるマイアミビーチだった。





マイアミビーチからマイアミも訪れてみる。
中南米の首都と言われる都市をラテンアメリカ周遊後に見てみたい。
市バスで降り立ったマイアミは高層ビルが密集するいかにもアメリカ的なダウンタウン。


土曜のためオフィスは閉まっているし、閑散とした雰囲気のダウンタウンだ。


マイアミにはキューバからの亡命してきた人々が移り住んだリトルハバナという地区がある。
ラテン系が多く住むと言われる8番通り、スペイン語でカジェ・オッチョをひたすら西に進みリトルハバナへ。
川が高層ビルの密集するダウンタウンとの境界線になっているようだ。


ダウンタウンを抜けると平屋が続き、一見普通のアメリカの住宅地だが、
中南米の人が集まるバーや食堂、スーパーがちらほら現れる。



陽気な音楽が流れ出し、
葉巻の匂いやキューバ人独特の香水の匂いが漂うようになればリトルハバナ。
1ヶ月前に滞在していたキューバが懐かしい。
もちろん商品あふれるスーパーやコカコーラで割って飲めるキューバリブレは本国とかけ離れており、リトルハバナはアメリカとキューバの仲よさをアピールしている違和感のある地区だけれども。



いかにもアメリカ人観光客が好みそうな土産屋、モニュメントが並ぶ通りを歩きつつ、
社会主義だからこそ独特なハバナの雰囲気はここにないと実感。




唯一、小さな広場でドミノに熱中するおじさんたちがハバナやトリニダーの路地裏で見た光景と重なった。



マイアミ〜キーウェスト間はグレイハウンド・バスで往復する。
キーウェストの宿泊費はドミトリーで50ドルもするのでSeashell Motelにて一泊のみ。
余分なものをバックパックに詰めてマイアミ・ホステルのレセプションに預かってもらい軽量で向かう。
バスチケットはネット予約して片道20ドルちょっとなのでリーズナブル。
行きが12時25分発の16時45分キーウェスト着、翌日の帰りが17時45分発マイアミ着となる。
フロリダ半島から連なる島々、島々を貫通するオーバーシーズ・ハイウェイ、
メインとなるセブンマイルブリッジ、
地図を見ているだけで高揚感が湧くバス移動。


が、前夜からなぜか体がだるい。
エアコンが効いたマイアミ空港で徹夜したからだろうか。
あるいは炎天下のマイアミを歩きまくったからだろうか。
キーウェスト当日起き上がると明らかに風邪の症状。
微熱もあるようだが、ここで日程変更するわけにいかない。
グレイハウンドの往復券もキーウェストの宿代も支払済である。
なんとかバスに乗り込むもエアコンが効いたバスで悪寒が走り、
これはダメだと思った。

それでも車窓を見続ける。
体調が悪くても絶景には変わらない海上のハイウェイの車窓を眺める。
雲が多くないのに海の青さはない。
そもそもマングローブの浅瀬のようだ。


平坦な島のような陸地を貫通し、島と島をつなぐ橋を進んでいく。
アメリカで一番美しいと言われるオーバーシーズ・ハイウェイ。



途中の休息時にやっとバスから降り、エアコンで冷えた体を陽光で温める。
だるさと熱っぽさに頭痛も加わってきた。
再びバスの乗り込んでからセブンマイルブリッジを待つ。
海上をまっすぐに走るセブンマイルブリッジは体調が悪くても来た価値がある。
新しいセブンマイルブリッジに沿って昔のセブンマイルブリッジが走っており、
電柱が連なるのも独特でいい。



サンセットまで長い午後5時前にキーウェストに到着。
バスステーションは空港近くにあり、なんと中心地までの公共バスはないとのこと。
タクシーは高いので歩いて予約したSeashell Motelまで行く。
バックパックをマイアミビーチのホステルに預かってもらっているのでリュックだけだし、
4キロ弱なので苦痛ではない。
…はずだったが、熱っぽく頭痛を抱えながら歩くのはしんどく、
フラフラにたどり着いたSeaShell Motelですぐにベッドに寝込んでしまった。
とてもサンセットを見に行く余裕もなく、食事に起き上がる力もない。
中米、カリブ諸国で体調を崩すことなく海水浴と日光浴を堪能してきたのに
リゾート地最後のキーウェストで風邪をひくとは運を使い果たしてしまったようだ。

翌日も微熱がありフラフラする中、
アメリカ本土の最南端スポットやヘミングウェイの家の外観、
洋裁や穏やかで綺麗な海を見ながら夕方前のマイアミに戻るグレイハウンドを待った。
とてもキーウェストが距離的にマイアミよりもハバナに近いという感慨に浸る余裕もなし。






マイアミビーチに戻って数日後にカナダのバンクーバーへ飛べば、
あとはサンフランシスコ、ロサンゼルスとバスで南下していくのみ。
3年ぶりの一時帰国まで残り2週間となる。












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