2016年10月30日日曜日

一時帰国最後の沖縄から世界遊牧住み渡り4年目スタート(2016年10月25日)

3週間ちょっとの日本一時帰国の最後は人生初の沖縄で。
2013年に福岡から韓国の釜山にフェリーで渡ってからちょうど3年の同じ10月22日に成田から那覇に飛び、住み渡り4年目がスタートする。


ロサンゼルスから3年ぶりの日本に戻ってからの日々は電光石火のごとく過ぎていく。
3年間の住み渡りの道程で見てきたどの世界都市より巨大で、眩しく、
人の往来が激しく、忙しい大都会東京には圧倒されっぱなし。
バンコクもロンドン、ニューヨークでさえ東京ほど時間の流れが速くなかった気がする。
一時帰国だからいいものの、再び大都会の喧騒の狭間で働くことを考えると尻込みしてしまいそう。



東京で無事ロシアビザ申請、運転免許更新を終え、札幌の実家でのんびりと過ごしたり、
カザフスタンやキルギスタン、ウズベキスタン、イラン、ギリシャでちょくちょく会って旅の時間を共有したバンコク在住のマサさんと再会して札幌や小樽を歩き回ったりした。


ここ最近蒸し暑いカリブ諸国を周遊していたので秋の北海道の寒さは身にしみるけれども、
実家で食べる秋の味覚は旅の路上で味わえないもの。
小さい頃から大好きな味噌ラーメンや札幌で産まれながら初めて食べるスープカレーも大満足だった。




札幌に2週間滞在してから東京に戻り、
ロサンゼルスから帰国した時と同様、三鷹に住む友人中村さんの家に居候になる。
中村さんとは住み渡りの道中、2014年春の広州、ハノイ旅行、
同年秋のシンガポール、インドネシア旅行で再会しており、
沖縄の週末旅行も共にする。

住み渡り4年目はウラジオストクからモスクワへのシベリア横断から始まるのだが、
東京からウラジオストクへの航空券は高く、ソウル発のエアロフロート航空が安かったので、
ソウル経由でロシアへ向かう。
また、LCCのピーチを利用すれば那覇からソウルへのフライトが安いと知り、
人生初めての沖縄も寄ってみる。
当初の成田→ウラジオストクのフライトが成田→那覇→ソウル→ウラジオストクとなった。
三つのフライト合わせて3万円ちょっとだからやはり安い。

ちょうど住み渡り3年間が経過する10月22日早朝、
成田発のジェットスター航空に乗る。
プロモーションなし、15キロの預入荷物代を含めて1万円弱と国内線なのにちょっと高め。
成田発のLCCの早朝便は始発に乗ってもチェックインに間に合わないので、
21日早めに中村さんの家に戻り、
23時まで睡眠をとってから東京駅八重洲口午前1時50分発のエアポートシャトルで向かう。
午前3時に成田空港のLCC専用第3ターミナルに到着してからも仮眠をとる。
夜食と朝飯を兼ねてコンビニでカップ麺を買って食べたりもした。
LCCは安い分、体力勝負となる。
飛行機に搭乗してからもすぐに眠気がやってきて、2時間半のフライトの間ひたすら眠りっぱなしだった。
おかげで那覇空港に離陸する頃まで十分すぎる睡眠をとれたと思う。

週末旅行でやってきた中村さんは一泊して翌日の夜便で帰ってしまうので、
初日は空港でレンタカーを借りて沖縄本島ドライブ。
ネット予約すると1日2600円とお手頃なレンタカー代。
東京で運転免許証を更新したばかりとはいえ、ペーパーな自分。
中村さんにドライブをお願いする。
沖縄本島北部を回り、万座毛で絶景とエメラルドブルーの海を眺めたり、
北部のメインとも言える古宇利島を訪れる。
古宇利島を結ぶ古宇利大橋は一ヶ月ちょっと前に通ったキーウェストへのセブンマイルブリッジを彷彿させてくれる。




季節外れのように暑かった東京から来ても沖縄の蒸し暑さは別格。
まさに先月のカリブ諸国、マイアミのように太陽光が強く、
湿度も高くて汗が滲んでくる。
だからなおさら海が綺麗なのだろう。
噂に聞いていたし、雑誌やネットの写真でも見慣れていたけれども、
日本に地中海やカリブ海に劣らないエメラルドブルーの海があるという事実に驚く。
目の前に広がる海はメキシコやカリブ諸国で見てきた光景の再現のようだ。




顔立ちがミャンマーやインドネシアに近い人々を多く見かける沖縄。
日本でありながら東南アジアに彷徨いこんだような錯覚が芽生える。
食文化も本土と異なり、沖縄出身の旅人に教えてもらったなかむらそばで食べるアーサーそばはうどんともラーメンとも違い、あっさりしているものの美味かった。


夜は台湾や韓国からの観光客の方が日本人観光客よりも多い国際通りで居酒屋に入り、
オリオンビールや泡盛、ご当地グルメのゴーヤチャンプル、ラフテー、海ぶどうなんかを味わう。


定番メニューばかりだけど、東京から徹夜明けでやって来た観光客なので沖縄気分も味わえる。
泡盛も入ると一気に酔いが回り、正直蒸し暑くて快適と言えない民宿のようなゲストハウスに戻ってからすぐに眠りについた。
那覇は想像以上の都会で、三線の音色を聴きながらまどろみに陥る、というわけにはいかなかったが。



那覇翌日は早めにチェックアウトし、ソウルへ飛び立つまで三日間一人で宿泊する一泊1700円のカプセルホテル、キャビンハイビスに荷物を預かってもらう。
東京にあるような大きなカプセルホテルではないが、外国人旅行者も泊まるゲストハウスといった感じで、早くもアジアの旅先にいるようだ。



東京滞在中に居候させてもらい、いろいろとお世話になった中村さんとも今日でお別れ。
午前中は商店街ややちむん通りを歩いたり、午後に観光名所の首里城を訪れる。




東京から来てまだ二日目なので熱帯の暑さに馴れず、早めに居酒屋に入って最後の晩餐。
冷たいオリオンビールとトロトロのてびぃち唐揚げを味わう。
中村さんと来年以降の再会を誓った。


3週間ちょっとの日本一時期帰国も残り二日。
再び一人の旅人となり、アメリカ以来再開してまもない住み渡り4年目を堪能すべく、
那覇市内を歩き回ったり、バスで糸満にある平和記念公園を訪れたりした。





これまた狙っていたわけではないが、2013年に釜山からソウルにバス移動した同じ10月26日に3年ぶりのソウルに飛ぶ。













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