2015年1月9日金曜日

シドニーから未知の国ニュージーランドへ(2015年1月9日)

シドニーでの5週間の滞在を終え、ニュージーランドへ飛び立つ。
ニュージーランドは今回の世界周遊において14ヵ国目。
東ティモールに次ぐ未知の国である。

シドニー滞在当初は物価高や酔っ払って騒がしい白人ばかりのホステルの居心地の悪さにうんざりし、
ワーキングホリデー時代にはなかったシドニーでの孤独感と疎外感に苛まれたりしたが、
後半には安めに食事ができるフードコートや安食堂を見つけたので昼夜外食でもやりくりできたし、
年末年始にタイタウンのど真ん中にあるスタッフが親切なセントラルインに宿泊してからは
久しぶりに会話を楽しめる日本人、韓国人、ポーランド人、台湾人と出会えて憂鬱な気分も癒された気がする。






正直、シドニーのプチ滞在を始めてまもない頃、
5週間という長さに今回の世界周遊で最初の失敗かと思ったものだった。
後半からは気分一新。
人生で最高かもしれないニューイヤーイブのカウントダウン花火を間近でみれたことで気分も晴れ、
今では充実していた初夏のシドニーでの5週間と言える。





正月の雰囲気がまったくない新年5日間を過ごし、
1月6日に格安航空LCCのジェットスターでオークランドへと向かう。
夜の9時にシドニーを離陸し、
深夜2時に到着するので空港で夜が明けるのを待たなければならない。

空港へはぼったくり料金のエアポートエクスプレスの電車を利用せず、
キングスクロスからボンダイジャンクションまで電車で行き、
ボンダイジャンクションのバスターミナルから400番の市バスで行く。
この方法だと5ドル前後と安上がり。
もちろん、ローカルバスなので空港に着くのに1時間以上かかる。
バスで降りる際に国際線ターミナルではなく、
一つ前の国内線ターミナルで降りてしまったため1時間半かかってしまた。
それでも早い段階でチェックインを済ませ、
免税店をのぞいたりする。
ニュージーランドを去るときや次のシンガポールに向かう前に
免税店で酒のボトルを買うのもよさそうだ。



搭乗ゲートの列にはいかにもバックパッカーのヨーロッパ人、
南太平洋諸国の人々が目立つ。
オークランドはトンガやサモアなどの南太平洋諸国の人々が多く住む都市だという。


チェックインカウンターでLCCにもかかわらず窓側か通路側か尋ねられ、
もちろん窓側を選んだものの、午後9時の便では外は暗い。
離陸してから少しだけシドニーの夜景が見え、
あとはひたすら南太平洋。
海面に映る満月が美しかった。



オークランドにはわずか3時間で到着。
オーストラリアとニュージーランドの時差は2時間で、
日本時刻+4時間。
これまで訪れたどの国に比べても日本より時間が早い。

珍しく入国時に荷物チェックの厳しい国で、
すべての荷物をX線に通すのはもちろん、
南太平洋諸国からの人は食料品をひとつずつ調べられていたり、
小汚いトレッキング道具を持って来たヨーロッパ人は別室でチェックされていた。

空港ではいつものようにATMで現地通貨を国際キャッシュカードでおろし、
まだ午前3時なので到着ロビー上階の展望ルームのベンチで横になった。
熟睡は難しく、何度も目覚める。
気がつくと展望室から朝焼けが見えていた。




16ドル(1500円)もするエアポートバスで市内へ。
オークランドはニュージーランド最大の都市であり、
国際都市ということなので3週間のニュージーランドで6泊もする。
宿は街のメインの通りであるクイーンストリートをひたすら南下したところにある
Newton Lodege Backpakers。
メルボルンやシドニーのホステルのようにここも長期滞在しているヨーロッパ人、
どういうわけか大半がフランス人やドイツ人であり、居心地いいとはいえない。
別にヨーロッパ人が嫌いということは一切ないけど同国の長期滞在の若者が大勢集うと
群れて戯れ、外部のものを受け入れない輪を作っているので疎外感を受ける。
この居心地悪い疎外感はヨーロッパ人の長期滞在者が多いメルボルンやシドニー、
かつて滞在したロンドンくらいでしか抱いたことはない気がする。


早速オークランド街歩き。
クイーンストリートをメインに南北に延び、
北側にフェリー乗り場があり、北東にハーバーブルッジがある街の構造はシドニーを思わせる。
特にクイーンストリートは人通りが多いショッピング街で多国籍の人々が行き交い、
シドニーのシティの通りのひとつに思えてくる。
並ぶ店や映画館も新鮮味がない。




とはいえ、人口はシドニーの3分の1以下の140万人くらいらしく、
規模は小さいし、観光客やビジネスマンが溢れているということはない。
失礼かもしれないが、店の雰囲気は古かったり、
活気のないフードコート、アーケードが多かったりと、
オーストラリアの地方都市の空気を醸し出している。
古いゲームセンターがあったりと、時代の流れに10年くらい遅れているのではと思ってしまった。



オークランドのシンボル的な観光名所はスカイタワー。
南半球で一番高い328mのタワーらしい。




ただ、北半球の都市にはスカイタワーより高いタワーが何本もあるし、
アジアにそびえ立つタワーはSF映画に出てくるような近未来的なデザインが多いので、
スカイタワーもオールドファッションに見える。
328mもあって展望デッキは220mなのであまり登る気にはなれない。
展望デッキに限ればメルボルンのユーレカタワーやシドニータワーの方がずっと高い。


オークランドの人種は多国籍なものの、
南太平洋諸国の人々と韓国人、インド系が目立つ気がする。
特にクイーンストリート沿いには韓国レストランも多く、
値段もそう高くないのでランチにいい。
ビビンバはキムチやいくつかのおかずがついて8ドル(750円)。
シドニーで一番安い外食が日本食であり、
オークランドでは韓国料理かもしれない。



ニュージーランドの旅はまだ始まったばかり。
ちょっと物足りないオークランドの後は自然廻りとなる。







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