チャイナタウンのカウントダウンに向けて午後に宿を出て歩いていく。
前夜のマリーナベイでのリバーホンバオの花火が凄かっただけにチャイナタウンにも期待してしまう。
とはいえ、今晩も高層ビル群を背景としたマリーナベイでカウントダウン花火が上がるので
2夜連続リバーホンバオ会場に行きたくもなる。
スケールや美しさでは混雑するチャイナタウンの爆竹が開放的なマリーナの連続花火に勝るとは思えない。
大晦日のシンガポールの街中はいつもどおり観光客が多いものの現地人が少ない気がする。
多くの会社はすでに休みに入ったのか、
普段はスーツ姿の人々であふれているオフィス街、地下街もゴーストタウンに近い。
午後5時頃、チャイナタウンに入る。
ここだけはまるで別世界のように人が多い。
観光客と地元の人々が露店の並ぶ狭い通りを行き来している。
普段は多くの食堂がひらいているpeople's park complexのフードコートも半分以上は休店。
開いている店の中からジャージャー麺を注文し、
カウントダウンまでの長い待ち時間に備える。
これまでのカウントダウン花火待ちと違い、近場にトイレがないものの、
暑い中脱水症状になっては困るので缶の豆乳も飲んでおく。
クローズされているチャイナタウンのメインの通りでは
18時前からフェンスを陣取っている人々がいた。
カウントダウンの特設会場がまだ完成していない時間から待っているようだ。
カウントダウンまで6時間もあるのにできるだけ舞台の近いところ、
フェンスに寄りかかれる最前列を確保して待つ。
これまでの香港やシドニーの年越しカウントダウンと異なり、
ひたすら立ち見でトイレにも行けないのがつらいところ。
ひたすら立ち見でトイレにも行けないのがつらいところ。
まぁ、寒くはないのでトイレ行きの心配はなさそうだが。
とにかく待つだけ。
やがて日が暮れてチャイナタウンのメインの通りを彩るランタンもライトアップされる。
旧正月カウントダウンのテレビ番組のライブ放送が22時から行なわれる様子。
ニュースキャスターがフェンスのすぐ向こうでカメラに向かって実況中継している。
思えば、カウントダウン待ちも含めてテレビ番組のライブに立ち会えることは人生でなかなかない。
21時頃の混雑具合は尋常ではなく、完全に身動きがとれない状態。
しかも油断していると後方の人が割り込んでくるのでのんびり待っていられない。
6時間前から最前列を確保したので最後まで死守する必要がある。
4時間立ちっぱなしで待って、22時からようやく始まった放送ライブは残念ながら失望。
中国語オンリーの番組で、シンガポールでは有名らしいが名前も分からない歌手のライブだったりする。
音楽の嗜好はどちらかといえば年配の方向けである。
また、日本の正月番組に似ていないこともない。
多くの中華系の人々は食い入るようにスクリーンを眺めている。
自分もマリーナベイのリバーホンバオ会場に移りたくなってしまう。
ただ、せっかく6時間も場所取りをしてきたのだし、
こういったいかにも中華系の旧正月カウントダウンは初めてなので最後まで見届ける。
そして、24時直前。
ステージに司会者や歌手がいっせいに集い、いきなり10秒前からカウントダウンが始まる。
事前にiPhoneの時計で確認して1分前から身構えていなければ
突然の出来事に昨夜のリバーホンバオのオープニング花火みたいに慌てていただろう。
カウントダウンでメインの通りの爆竹がけたたましい騒音を放ちながら爆発し、
爆竹が終わると頭上に派手な花火が上がった。
マリーナベイの洗練された花火とは違い、中華系らしい華やかさを強調したものだった。
頭上で次々に打ち上がる花火により赤い紙片や粉末が桜の花びらのように舞い散っていたが、
目にしみて痛かった。
いまだかつてないほど人口密度が大きいチャイナタウンで旧正月の新年を迎える。
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たまに司会者が多くの観客がフェンス越しに見ている場所にやってくる。
特設会場のスクリーンにときどき観客としての自分の姿が映るので
シンガポールのお茶の間テレビでも映っているはず。
テレビショーの内容はつまらなく、
同じく最前列を陣取っていた隣のインド人カップルは飽きている様子で、
昨夜のマリーナベイでの花火が素晴らしかったことを教えてあげると、
22時半ならまだ間に合うのでチャイナタウンを去り、
マリーナベイでのカウントダウン花火を見に行くと言う。
インド人カップルに勧めながら、自分もマリーナベイのリバーホンバオ会場に移りたくなってしまう。
ただ、せっかく6時間も場所取りをしてきたのだし、
こういったいかにも中華系の旧正月カウントダウンは初めてなので最後まで見届ける。
そして、24時直前。
ステージに司会者や歌手がいっせいに集い、いきなり10秒前からカウントダウンが始まる。
事前にiPhoneの時計で確認して1分前から身構えていなければ
突然の出来事に昨夜のリバーホンバオのオープニング花火みたいに慌てていただろう。
カウントダウンでメインの通りの爆竹がけたたましい騒音を放ちながら爆発し、
爆竹が終わると頭上に派手な花火が上がった。
マリーナベイの洗練された花火とは違い、中華系らしい華やかさを強調したものだった。
頭上で次々に打ち上がる花火により赤い紙片や粉末が桜の花びらのように舞い散っていたが、
目にしみて痛かった。
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