2015年9月18日金曜日

中央アジアの聖なる街ブハラ歩きと飲み会(2015年9月8日)

ウズベキスタン後半は中央アジアで最も聖なる街と言われるブハラ、昔アラル海の港町だったムイナクを訪問し、
トルクメニスタン入国前にヒバ滞在で締めくくる。

3日間滞在して大満足のサマルカンドを離れる。
サマルカンドのウルグベク•バスストップから乗り合いバスでブハラに移動する。
ウルグベク•バスストップへはサマルカンドのシアブ•バザール正面から45番のバスに乗れば行けると宿の方が教えてくれた。
前日にバザール前で見つけた45番バス。


が、当日日曜の朝9時頃に行って待つも55番や他のバスばかりで45番はなかなか現れず。
近くの人に聞いても45番でウルグベク•バスストップへ行けると言うが、
45分待ってもまったく現れなかった。
結局、10時前に近くのタクシードライバーと交渉して5000ソム(130円)でウルグベク展望台から来たに数分歩いたところにあるウルグベク•バスストップへ移動した。


乗り合いバスは遅く、途中ガソリンスタンド前で乗客全員降りないとダメだったり、
ブハラ近くの街でなぜか別の乗り合いバスに乗換えるはめになったりと6時間もかかってしまった。
午後4時頃ようやく郊外のカルバン•バザールでバスが終着し、
マルシュルートカ61番で旧市街の入口へ。
自分より一日早くサマルカンドからブハラに発ったバンコク在住のまささんが宿泊しているsarrafon B&Bにチェックインする。
まささんと同室のツインで1人15ドル。
ドミで同料金のタジキスタンに比べるとプライベートルームで朝食付きなので申し分ない。


ブハラ初日はタシケントで出会った『地球が遊び場』のモッチーさん一行とも再会し、
JICAの方、他の日本人旅行者と一緒に夕食をとり、久しぶりにビールを飲んで楽しんだ。
会って早々、翌日早朝にサマルカンドへ向かわれるようで今回も夜遅くまで飲み会とはならなかった。


青の魅力にはまった古都サマルカンドからきてもすぐにブハラの旧市街の虜になる。
観光客や土産屋の物売りがいるものの、東南アジア、中国、ヨーロッパの観光地に比べると少なすぎ。
西日が柔らかくなってくる時間帯でも眠気を誘うような旧市街の静けさ。




中国の新疆ウイグル自治区のカシュガルの旧市街を彷彿させてくれるけれど、
ウイグル人で活気に満ちたカシュガルと異なり、時間の流れが止まったような、
色あせた記憶が堆積したような雰囲気が漂っているブハラ。




夕日に染まったモチーフの陰影礼賛が異国情緒をかき立ててくれる。




建築物のタイルを使ったイスラムアートは世界遺産の旧市街にふさわしい。




旧市街には小さな広場があり、夕暮れ時は地元の人々が集まり、
談笑したり、ルールの分からない賭博のようなゲームをやったり、
カフェでそれぞれの時間を過ごしている。
6時間の疲労も癒される。




夕食後、ブハラに住んでいる唯一の日本人、JICAのまりこさんに夜の旧市街を案内してもらう。
『地球が遊び場』のメンバー、日本人旅行者を含めて8人での夜の街歩き。
人気のない暗い道をはしゃぎながら歩いた。




闇に沈んだ建築物はカメラの長時間露光でやっと現れてくる。
観光客もローカルな人もいなく、ひっそりと静まり返った中世の街は現実世界に思われない。




旧市街上空の星空は美しく、流れ星を見つけて喜び合う。



ブハラ2日目はJICAのまりこさんとランチタイムを一緒に過ごし、
また夜ディナーにお呼ばれする。

JICAのまりこさんは日本センターで唯一の日本人として働いており、
家出の青少年を指導したり、日本語を教えたりとブハラの青少年の教育につとめている。
日本センターで見せてもらったウズベキスタン人の若者の習字に見とれてしまう。
小学一年生のとき母に習字教室に行かされ、自分勝手に辞めてしまった人間には気恥ずかしい。



ランチはまりこさんお勧めのラグマン。
看板も出ていない普通の食堂に多くの人々が集い、ラグマンを食べている。
ウルムチやカシュガル、ビシュケクやオシュで食べたラグマンのように麺に腰があり美味かった。


ディナータイムまで1人でブハラの旧市街を歩く。
日差しのきつい午後、道ゆく人が少ない旧市街。


閑静な屋内バザールで土産売りが雑談している。


メジャーな観光地と違って土産売りが執拗に声をかけてこないので、
じっくりと刺繍やランプ、絨毯バザールを見て廻れる。




やがて小高いミナレットが現れる。
ブハラで有名な47mのカロン•ミナレット。


ウイグル自治区のウルムチで似たようなミナレットを見ており、こちらがオリジナル。
ウルムチにあるレプリカがおもちゃに見えてくるほど本物は威厳がある。




カロン•ミナレット隣のカロン•モスクに入る。
入口のパンフレット売りのようなお兄さんに入場料として8000ソム(220円)徴収される。
一度イタリア人の団体観光客が訪れた以外はローカルな人や数人の個人旅行者がいるだけでひっそりとしている。




雲一つない青空を飛行機雲が一直線に流れていく。
地元のおじさんたちが集まるモスクの中庭と別世界の事象のように感じられる。




カロン•モスクのタイルワークも絶品。
サマルカンドに次ぐ青が織りなす芸術に魅了されていく。




カロン•モスクの出口から向かいにあるMir-i-Arabマドラサがのぞく。
ドームの青色が色あせたような旧市街の土色にコントラストを与えてくれる。



外から眺めても飽きることのないカロン•モスクだった。



夜はsarrafon B&Bに一緒に泊まっているまささんと約束したJICAのまりこさんに会いにく。
ウズベキスタン訪問二度目で、まりこさんに会うのも二度目のクミさんも加わり、
まりこさんのアパートでちょっとした宴会。
手作りのカレーを頂き、自分が持ってきたワインボトルやまりこさんが引っ張り出してきたビール、
梅酒、日本酒でチャンポン。
ようかんやイカの薫製も振る舞われて、まるで日本にいるような宴会となった。
下ネタも含めて陽気で面白い方でブハラで2日しか会えなかったのが惜しいくらいだった。



ブハラ2日目の夜はビシュケク以来に泥酔し、4人のトークで大爆笑してしまった。
胃がねじれるほど大爆笑できるのも人との出会いがあってこそと実感した。








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