昨年10月22日に福岡から釜山に船で渡ってから、
旅して廻ったのは韓国、中国、香港、マカオ、中国、
ラオス、ベトナム、カンボジア、タイの8ヵ国なので、
かなりのスローペースである。
ただ、物価の安い東南アジアではゆったりしようと思っていたので、
当初の予定通りといえる。
バンコクに1ヶ月半長居してからの旅再開なので、
気を引き締めて、カオサン発タオ島行きの夜行バスに乗る。
普段ズボンのポケットに入れているiPhoneも電源を切って、
腰回りのマネーベルトにしまっておく。
久しぶりのオフラインの旅が動く。
18時にカオサン通り近くを出発したツーリスト専用2階建てバスは
24時頃、缶ジュースなどがすべて高いぼったくり食堂で休息し、
午前3時前にチュンポーンに到着。
多くの西欧人バックパッカーとともに乗り合いタクシーに乗り換え、
タオ島行きの船が出る波止場に到着したのは午前3時半。
寝不足でつらい。
なんと船が出るのは7時なので、
多くのバックパッカーは波止場の待合室周辺で居眠りしている。
待合室が閉まっている深夜にバスが到着するとは、
さすがカオサン発のツーリスト嫌がらせバスだけある。
自分は4時頃に開いた売店でカップ麺を買って食べながら、
5時からワールドカップの日本戦を待合室のテレビで観たりした。
ギリシャ相手にゴールを決められない後半の中継途中で船に移動する。
すでに日が昇ったようで明るい。
船内では多くの人々が眠っていた。
2時間半の航海では自分も席に横になって眠る。
席が固くて寝苦しいタオ島行きの船となった。
タオ島の物価は高く、なかなか安めの宿が見つからない。
ビーチ沿いのバンガローはダイビングする人のみと言われ、
何件も波止場近くで尋ねたが安宿はなく、
断念して500バーツ(1500円)のファンルームで妥協してしまった。
リゾートの宿は予め調べた方がいいとちょっと反省。
500バーツもするわりにWiFiが別料金だったりとコスパが悪い。
でも、ここNOゲストハウスの部屋は快適である。
安めの屋台で昼食を終え、早速ビーチに。
海は奇麗だが、船着き場はメインのビーチではなかったらしい。
船着き場の村から歩いて15分ほどのサイリービーチに行ってみる。
地図からするとサイリービーチが一番長く、
メインのビーチのようだ。
そうそう。
バンコクで購入したtrue-HのプリペイドSIMカードのプランで、
1ヶ月間、3GBまで使い放題のプランがなんとすでに期限切れだと発覚。
タイ滞在は残り一週間もないので、宿のWiFiでもよかったが、
現在のゲストハウスではWiFi利用が1日100バーツ。
多少もったいない気もするけど、7日間使い放題プランを購入。
タオ島は離島だからか、メインのサイリービーチでも携帯ショップは見つからず、
セブンイレブンの店員に尋ねたらtrue-Hのカスタマーサポートに電話で繋いでくれた。
7日間使い放題でも300バーツのクレジットが必要とのことで、
しぶしぶ300バーツ(900円)を払う。
マレーシア入国までオフラインで我慢しても良かっただけに
無駄な出費である。
サイリービーチは確かに透明な海水でいい。
以前目にした白いパウダーのような砂浜のピーピー島や
カンボジアのロン島には劣るものの、
まさにロン島以来の海水浴を楽しめた。
そもそもタオ島はダイビングで有名な島だからか、
ビーチで寛いでいる人は他の島より少ないかもしれない。
翌日は南部のchalok baan khaoという長い名前のビーチに行く。
サイリービーチへ道程もそうだが、
短い距離でも山道の高低があるので時間がかかる。
chalok baan khaoの海は浅いが、
サイリービーチより美しいかもしれない。
ここもまたロン島のような純白の砂浜ではなくて残念。
泳げない自分はタオ島でダイビングもせず、
温泉に浸かるような感じで海水浴を楽しんだ。
潮が満ちてきて、透明度が小さくなり、
また、巨大な雨雲が近づいてきたので
ビーチを退散する。
タオ島3日目であり、最終日。
タオ島から少し離れた小島のナンユアン島に行ってみる。
地図で見ると小島は3つあり、
島と島が砂浜で結ばれているので
かなり魅力的な地形である。
が、当日9時頃に目覚めると雨が降っており、
キャンセルしようかと思ってしまう。
二度寝して10時過ぎに起き上がると雨はあがっていたので
とりあえずボート乗り場に向かってみる。
ナンユアン島にはタオ島からボートで向かう。
1人でボートに乗るのは高すぎるので、
同じく乗り場にいたニュージーランド人とタイ人のカップルとシェアして
ロングテイルボートというモーターボートに乗る。
3人でも1人500バーツと高いのは、
海が荒れているからという。
確かに快晴ではなく、
曇り空の下、波が大きそうだ。
進行方向逆向きに座らせれて出航したボートは
すぐに巨大な波に襲われ、アップダウンが激しい。
進行方向を向いていたら海水を飲まされていたはず。
ライフジャケットを着せられたのも当然で、
いつ転覆してもおかしくない状況。
何度も頭から海水を被り、カメラを取り出す余裕もなかった。
いや、カメラを出していたらびしょ濡れになっていただろう。
強力な波と戦う船頭のおじさんがすごい。
ナンユアン島が近づき、
波が治まってからようやくカメラを取り出せた。
カップルと午後2時の待ち合わせ時間を確認してから
ナンユアン島を歩き始める。
入島料として100バーツ払う。
また、ペットボトルや缶ジュースの持ち込みは禁止らしい。
地図で見た通り、小島どうしが砂浜で繋がっているのは珍しい光景である。
島を繋ぐ橋のような役割になっており、
それぞれの橋は珊瑚の砂浜が美しいダブルビーチとなっている。
やがて午前中まで曇っていた空に陽光が現れる。
陽光に照らされた海水はエメラルドグリーンと
ブルーのコントラストが際立っている。
多くの観光客がシュノーケリングをしており、
ブルーの部分には珊瑚が生息している。
海水浴のために浸かってみると、
他の砂浜ビーチと違って海底は珊瑚だらけのため
足裏が少し痛い。
フレンドリーな魚達が泳いでおり、
ときおり足を噛まれたりする。
小島のひとつに登れそうだったので、
島の全景を見渡すために登ってみる。
わずかに小高い山だが、
10分程度で見晴らしまでたどり着ける。
ダブルビーチが2つもあるナンユアン島は贅沢だ。
船頭のおじさんに午後は強い波が来ると言われ、
2時間半のナンユアン島滞在となった。
ちょうど島を出る頃には再び曇り始めたので、
2時間の青空を見られて幸運だったかもしれない。
タイ南部には魅力的な島が多いけれども、
島巡りはまた来年タイに戻ってきたときにするとして、
今回はビザが切れる前にタイを出国してマレーシアに向かう。
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