ジャカルタでは男3人で街中を歩きまくる。
人口2000万人以上の首都圏とはいえ、
バンコクやホーチミン、クアラルンプールなどの同じ東南アジアの都市に比べて
観光名所が少ないジャカルタでは特に目的もなくぶらぶらするのが一番楽しい。
ジャカルタの旧市街と言われるコタ地区に行ってみる。
コタ地区にはオランダ植民地時代のコロニアルな建物が多いようだ。
インドネシア人は陽気でフレンドリーな人が多いと思う。
ムスリムの女性でさえ、最初はシャイだが話しかけてみれば陽気な笑みを振りまいてくれる。
コタの広場で自転車を借りて楽しんでいる少女グループに声をかけてみると、
いきなり皆で盛り上がり、一緒に写真を撮ったりしてはしゃいでしまった。
コタのすぐ北は港になっているようなので近づいてみる。
線路を渡る際に脇に薄暗い路地があるので入ってみると
ジャカルタ規模の大都市にはよくあるスラム街が線路沿いに続いていた。
日光があまり差し込まない狭い通りの両脇には
木造の小さな家屋が所狭しと並んでおり、それぞれのドアは開け放たれている。
途中、薄暗い路地に斜め上から光が差し込んでいた。
その方向には階段があり、登ってみると、線路沿いに出る。
バンコクのクロントイで見たようなスラム街だった。
のんびりと歩いていたら、すれすれまで猛スピードで列車が近づいてきて焦ってしまう。
再び薄暗い路地に戻り、ローカルな人々の生活に触れる。
陽気なおじさんに声をかけられた中村さんが若いグリーンのマンゴーをもらったり、
声をかけてみたら最初はシャイだったが写真を撮らせてくれたおばさんがナイフを貸してくれ、
中村さんが地元の人たちに見つめられながらマンゴーの皮を剥くという
なんとも不思議なシチュエーションになったりした。
薄暗い路地は途中でひらけ、
線路の北側を走る運河のような汚いドブ川に沿って粗末な家屋が続いている。
ハローと声をかければ必ず声を返してくれるおじさんやおばさん、子供たち。
不可思議な視線を送ってきた子供たちにもハローと挨拶してみると、
わらわらと近寄ってきて、ハイタッチの嵐に包まれる。
想像していなかった子供たちのリアクションに自分も中村さんもヒロマサもテンション上がりまくりである。
運河沿いの家屋はお世辞にも快適そうとは言えない。
それでも、得体の知れない日本人3人にスマイルで接してくれる地元の人々には贅沢なもてなしを受けた気がする。
特に目がクリクリとした子供たちはあまりにも可愛すぎた。
ついついスラムというと危険なイメージが先行して避けてしまいそうだが、
自分らがジャカルタで最も楽しいと思ったのはここかもしれない。
運河沿いの狭い通りから抜けると、別世界に戻ってきたような感覚におそわれる。
あまりにものんびりとしたコタの港に入り、
ローカルな安い食堂で旨すぎるソトアヤム(チキンスープ)を食べる。
食後は港近くのモスクを訪れたり、猥雑な下町を探索したりした。
ジャカルタの下街歩きは飽きそうにない。
インドネシア第二の都市スラバヤを訪れ、ジャワ島からバリ島へ渡る。
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