翌日の月曜日には日本からクアラルンプールを経由してやってきた友人の中村さんと再会する。
中村さんとは5日間シンガポールで過ごし、
リトルインディアで名物のフィッシュヘッドカレーを食べたり、
オーチャード通り、マリーナベイサンズやカトン、
ガーデンズバイザベイを訪れたりした。
1人では立ち寄る機会がなかったシンガポール国立博物館でシンガポールの歴史について知ったり、
セントーサ島にも初めて行ってみた。
ユニバーサルスタジオは高くて入らなかったが。
9月27日、合計43日間過ごしたシンガポールをついに去る。
来年の2月には再びシンガポールを再訪する予定だからか、
香港を去る時のような感傷的な気分は湧かなかった。
おそらく、中村さん、そしてジャカルタで再会するもう1人の友人ヒロマサと3人で
ジャカルタからバリ島までジャワ島を横断する旅行が控えているからかもしれない。
シンガポールとの一時的な別れよりも、これから始まるジャワ島横断に期待感が高まる。
ジャカルタにはLCCのライオンエアーで向かう。
格安航空会社だが、かつてのバジェットターミナルではなく、
立派なターミナル3からの出発となる。
ライオンエアーはエアアジアや他のLCCに比べて荷物制限が厳しいのか、
手荷物は7キロ、預け入れは15キロまで。
17キロ以上のバックパックからパーカーやガイドブックを取り出して手荷物にし、
何とか15キロ未満におさめてから搭乗手続きをする。
シンガポールからインドネシアの首都ジャカルタへのフライトは
日本をフェリーで発ち、韓国の釜山から始まった飛行機を使わない陸続きの中国、
東南アジアの旅の終了を意味し、
赤道を越えた南半球での新たなる旅の始まりでもある。
久しぶりの飛行機の旅にテンションが高まる。
シンガポールからインドネシアにかけての青い海に囲まれた島々が眼下に見渡せ、
空の旅の充実感が滲み出た。
ジャカルタの空港にはシンガポールとの1時間の時差があり、
シンガポール時刻16時40分、
ジャカルタ時刻15時40分に到着。
アライバルビザの取得やイミグレの列の長さで時間がかかり、
さらに、到着口近くでインドネシアの携帯会社TELKOMSELのプリペイドSIMカード購入手続きにも1時間近くかかってしまい、ジャカルタの空港から街中に向かうバスに乗ったときにはすでに暗くなっていた。
とはいえ、すでに前日にジャカルタに先に着いているヒロマサがジャカルタの安宿街、
ジャランジャクサの安宿の部屋を確保してくれているおかげで、
宿探しの心配がいらずに楽だった。
清潔で整然としたシンガポールから一変して、
東南アジア大都市の喧噪に満ちたジャカルタ市内をバスは走り、
ジャランジャクサ近くのガンビル駅に到着した。
シンガポールから着いてばかりだと、
大渋滞でクラクションが鳴り響く道路は驚異的でもあり、
歩道がガタガタの路上は別世界のようだった。
大阪から前日に到着したヒロマサとも2年ぶりに再会でき、
2室押さえてくれたボルネオホステルにチェックインし、
ジャカルタの洗礼のごとく蚊に刺されまくりながら屋台でナシゴレンと鶏肉のサテーを食べ、
Wi-Fiが遅く、あまりにも蚊が多いジャランジャクサの安宿にてインドネシアの初日の夜を迎えた。
ジャカルタ2日目はヒロマサが京都で出会ったインドネシアの方とタマンミニ•インドネシア•インダーというインドネシア各地の展示などがあるテーマパークで会い、
いろいろガイドしてもらったり、インドネシアご当地のパダン料理を一緒に食べたりした。
タマンミニ•インドネシア•インダーでは現地のテレビ局や学生に突撃インタビューを受けたりと、
シンガポールではほとんどなかったローカルな人々との交流を2日目から満喫。
男3人、ジャワ島横断バックパッカー旅行はまだ始まったばかりだが、
何が起こるか分からない未知数に期待感が湧く旅になりそうだ。
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