2014年10月16日木曜日

未知なる東ティモールのディリで休養(2014年10月16日)

バリ島からインドネシアビザの更新もかねて未知なる国、東ティモールに向かう。

インドネシアのビザの有効期限は30日間であり、
バリ島東側の島々を周遊するために一度インドネシア極東にある東ティモールに行き、
首都ディリにあるインドネシア大使館にて新たにインドネシアビザを取得すれば
オーストラリアに飛ぶ11月中旬までのんびりとインドネシアの島々に滞在できるはず。
ちなみに、東ティモールからインドネシアに戻る際はティモール島を陸路で横断するので、
空港到着時のようにアライバルビザを国境でとることはできない。


バリのデンパサール空港からのフライトは中村さん、ヒロマサ、自分も早朝発。
最終日は夕方頃にクタでタクシーをつかまえて空港に向かった。
別れまでの最後の夜は3人で空港ラウンジで寛ごうというのが当初のプランだったけれども、
前日ネットで調べてみると空港ラウンジはトランジットルームに入らないと利用できないと知る。
デンパサール空港でのチェックイン手続きは出発の3時間前からなので、
むろんフライト前夜に出国手続きを済ませて、
トランジットルームにあるラウンジで過ごせるわけがない。
しかも、空港に到着してから分かったのだが、
新デンパサール空港では仮眠をとれるようなベンチはなく、
ちょっとしたカフェやバーはぼったくりのように高く、
さらに屋外とのしきりがないため夕暮れ前に着いた時は暑かった。

他に手段はないのでバックパックを床に置き、
地べたに座って待つ。
空港で繋がる無料Wi-Fiでネットサーフィンしたり、
たまたま放映されているF1のロシアGPの予選を眺めながら時間をつぶす。




ずっと床に座って待ち続けるのもしんどいので、
ちょっと高いがバーに入って200円もするバリコーヒーを飲んでソファーで休む。
新デンパサール空港ではチェックインカウンターがセキュリティーチェック後にあり、
待合室とエアコンが効いた搭乗手続きカウンターのある部屋が分かれている。
24時過ぎにパスポートを見せ、もどかしいセキュリティーチェックを済ませると、
チェックインカウンター近くにベンチがあったのでようやく仮眠をとったりした。

一足先にクアラルンプール経由で東京に飛び立つ中村さんに別れを告げ、
自分のディリ行きのチェックインカウンターが開くのを待つ。


ようやく搭乗手続きが出来るようになったが、
東ティモールのディリ行きのsriwijaya airを待っている人は自分以外に1人だけだった。
未知数が大きすぎる小国への旅立ちに少なからず不安がある。
日本を出てからほぼ1年間、
かつて訪れた東南アジア諸国をリピートしてたばかりなのでなおさらである。
今回の世界周遊では12ヵ国目にして最初の未知の国。
そして、記念すべきというか、人生111ヵ国目になる。


搭乗手続きを済ませてからヒロマサともお別れ。
ヒロマサは朝の便でシンガポールに飛び、
2〜3週間でマレーシアやラオスを旅行しようと考えているそうだ。
お互い空港での徹夜で疲労が溜まっているからか、
さほど感動的な別れではなかった。


トランジットルームで仮眠をとり、
軽食として400円もするエッグサンドイッチを食べてから
sriwijaya airに乗り込む。
意外と乗客は多く、西欧人や裕福そうな格好の人々が目立つ。
東南アジアで最貧国と言われているイメージから程遠い。

空港徹夜のせいで2時間のフライト中はひたすら眠る。
それでも出ないと思っていた機内食をほおばり、
窓側だったので、眼下のインドネシアの島々を眺めた。




着陸と同時に覚醒する。
見渡す限り山や木々しか見えないディリの空港に到着。
乾燥しており、南半球の日差しが強い中、
飛行機からアスファルトの地面に降り立つ。
歩いてすぐのアライバルビザのカウンターで30ドルの東ティモールビザ取得。
他に到着するフライトがないからか、入国審査も驚くほどスムーズで、
ターンテーブルでの荷物もすぐに見つかった。
外に出ると、客引きなどが一切いない平和でのどかすぎる空港前の風景だった。

現地語はテトゥン語というらしいが、公用語はポルトガル語。
市街への行き方がよく分からないまま空港を出た通りでうろうろしていると、
通りすがりのタクシーのおじさんから声がかかり、
10ドルでイーストティモール•バックパッカーズという宿に連れて行ってもらった。
通貨はアメリカドルなので分かりやすい反面、
インドネシアから来るとドル刻みの物価が高く感じられる。


ドミトリーで1泊12ドルとインドネシアと比べると高いものの、
ディリでは最安値らしいイーストティモール•バックパッカーズでは
休養もかねて一週間以上滞在することになる。
当初はインドネシアビザを数日かけて取得してから他の町やビーチを訪れようと思っていた。
が、バリ滞在中から突然激しい抜毛に襲われる。
赤道直下の太陽による紫外線のせいだろうか。
バリ3日目、4日目と急速な抜毛の症状は悪化していき、
新デンパサール空港での徹夜中は頭を手で軽く払っただけで髪の毛がこぼれ落ちるようになった。

実はこの症状は初めてではなく、
かつての2年間の世界周遊中、2009年の南米でも襲われた。
原因はまったく不明で、ベネズエラ、ブラジルあたりから始まった激しい抜毛は3ヶ月続き、
南米周遊後のパリ、インドでもシャワーを浴びながら止めどなく抜け落ちる髪の束や
朝起きた時に見る枕元の無数の抜毛に気がおかしくなりそうだったのを覚えている。
結局、3ヶ月で全頭ハゲに近くなったものの、4ヶ月目から新たに髪が生えだし、
半年後には元に戻ったのは幸いだった。
前回と同じ悪夢の再来と思うと気が滅入りそうである。
世界遊牧住み渡りを始めて1年目を目前にして最大のトラブル。

ディリ初日は前夜の空港泊の疲労解消のためにひたすら眠り、
翌朝、イーストティモール•バックパッカーズから徒歩10分のところにあるインドネシア大使館で申請書だけもらってから
近くの病院に行ってみた。
念のため血液検査を受け、中華系の医師に判断された結果は疲れ過ぎとのこと。
自分自身はたいして疲労が溜まっているとは思わなかったが、
シンガポールで43日間のんびりと過ごした直後のインドネシアでの3人旅行だったので、
けっこう疲労が蓄積されたのかもしれない。
だからといって2009年以来の急速な抜毛との関連性は微妙である。
ビタミンを点滴され、疲労回復のために1日10時間睡眠とるように指示され、
ビタミン錠剤を出されて、診察料、検査代、薬代で合計130ドル。
バリからディリへのsriwijaya airの片道のチケット代が120ドルだったので、
病院代だけで快適なバリに戻れると分かり、精神的ダメージも大きかった。
東ティモールに到着して早々テンションが下がり、
とにかくインドネシアビザ取得まで宿で休養するしかない。


身体的にも精神的にも奈落の底に落とされた気分で憂鬱な東ティモールのディリでの休養。
抜毛はビタミン剤で止まるわけがなく、日に日に悪化して頭の地肌も見えてきている。
ただ地肌を触ってみると、つるつるではなくザラザラしており、
前回同様毛根は残っているようなので希望はある。
覚悟を決めて床屋を訪れ、長髪が抜けるよりはマシかと思い、短髪にしたりした。

それでも旅は進行する。
3日目早朝はインドネシア大使館に6時から向かう。
開館は9時だが、8時過ぎに大使館に向かったのでは順番待ちが多すぎて手続きを行なってもらえないそうだ。
6時15分頃にはすでに何人かの東ティモール人や警備員がいて、
順番待ちの用紙に名前を書き込む。
先に書き込んだ人から呼ばれるシステムらしい。


実際に名前が呼ばれてインドネシア大使館に入れるのは8時45分からなので、
犬がやたらと多い埃っぽい道を引き返して宿に一度戻る。
7時前の日の出は眩しく、美しかった。


宿で紅茶を飲んで一服してから8時過ぎに必要書類の申請用紙2枚、
英語で記載したインドネシアを訪れる理由書、
パスポートの写真ページ、東ティモールビザページのコピー、
事前に街中のゼロックスで撮影してもらった背景が赤い3×4の証明写真を持って大使館へ。
大使館の入口でのんびり待っていると、
いきなり警備員にハーフパンツとサンダルでは中に入れないとジェスチャーで言われて焦る。
まだ8時20分で開館までは時間があるので、
急いで宿に戻り、ジーンズと靴を履いて再び出直す。
大使館がイーストティモール•バックパッカーズから徒歩10分少々なので救われた。
着替えてインドネシア大使館の入口に戻ると、
他に待っていた東ティモール人がなぜかガッツポーズを送ってくれた。

さすがに6時15分に順番待ちの用紙に名前を書いただけあって
開館後10人ほど中に通されてから自分の名前を呼ばれる。
手続きはいたってスムーズで、書類チェック後に窓口に通され、
ビザ代を払ってレシートを受け取り、翌々日に取得できるという。
まぁ、空港では35ドルで取れるアライバルビザに50ドルも払うのだからスムーズで当然かもしれないが。

翌々日、ディリ5日目の午後2時に静かすぎるインドネシア大使館に再びジーンズと靴姿で訪れ、
なかなか開かない窓口前のベンチで待つこと数分、
レシートが回収されすぐにビザ付きのパスポートを受け取ることができた。
晴れてインドネシアビザを取得でき、
ディリでの休養後はインドネシアの西ティモール、クパンに移動できそうだ。





ディリでの残りの日々は休養しつつも、軽く街歩きをしたい。





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