昨年2014年に50日間滞在して存分に満喫したマレーシアなので今年は軽くスルー。
なんだかんだ人生10回目のクアラルンプールは12泊した。
うち7日間、次の旅の舞台のタイやミャンマーの下調べなどをしつつのんびり過ごし、
残りの5日間は札幌の実家から遊びにきた父と一緒に観光。
クアラルンプールでの最初の一週間はシンガポールと異なり、
朝食なしのチャイナタウンのBackpackers Travellers Inn(トラベラーズイン)7連泊で、久しぶりに遅起きの日々。
確かに朝食が含まれていないのは残念だけれども、
たまには午前10時頃までのんびりと眠っていたい。
東南アジアではやはり怠惰な生活スタイルになってしまう。
トラベラーズインでは日本の大学生の春休みシーズンとあって何人かとロビーで出会って話したりした。
風邪をひいて寝込んだり、映画館に2回通ったりと、日常的な一週間をトラベラーズインを起点に過ごし、
ツインタワーが立つKLCCからそう遠くないオフィス街、
Ampang ParkのDouble Tree by Hilton(ダブルツリー•バイ•ヒルトン)に移動。
もちろんヒルトンはバックパッカーが手を出せるホテルではなく、
東南アジアを初めて訪れる父があらかじめ2人分予約してくれたもの。
父がクアラルンプール国際空港に到着する前に先に1人チェックイン。
16キロある小汚いバックパックをベルボーイが部屋まで運んでくれるのは
今回の世界周遊でこれが最初で最後だろう。
部屋は前夜までの独房と違い、広々とした高級感がある。
湿気のせいか、ホテルの廊下や部屋がカビ臭いのが残念だった。
札幌の実家からやってきた父との人生初、海外父子2人旅行はヒルトンでの朝食ビュッフェから始まった。
ホテルでの4日間の朝食ブッフェは普段1人で食べる屋台飯の朝昼晩を合わせたより豪華で、
量も三食まとめ食いくらいはある。
父との4泊5日のクアラルンプール滞在において、
到着した夜はペトロナス•ツインタワーとKLCCの噴水ショーを見に行ったり、
翌日からはブキットビンタンなどの新市街廻り、メナラKLタワーからの夜景観賞、
片道4時間近くのマラッカへの日帰り旅行、
バトゥ洞窟を訪れたりした。
最高気温34度の炎天下をずっと歩き回るのは北海道から来た父以上に自分もしんどいので、
ブキットビンタンのバーで昼間からビールを飲んだり、スポーツバーでF1開幕戦オーストラリアGPを観たり、
中国マッサージで疲れた体をほぐしたりもした。
また、クアラルンプールで有名な屋台街アロー通りや
LOT10 Hutongという地下の中華系フードコートでの夕食も欠かさない。
熱帯マレーシアの観光で疲れた父の舌にくどいマレー系中華料理は合わなかったようだが…。
札幌でもジムに通っているだけあってタフな父と丸3日観光尽くしで、
最終日は夜のフライトとあって国立モスクを最後に訪れてから、
父子旅行最後のランチとしてパビリオン地下の「いちばんぼし」という日本料理店で
和食ちゃんぽん御前をご馳走になった。
久しぶりに食べる冷たいそば、天ぷら、刺身に茶碗蒸しは日本で食べるより美味しかった気がする。
幸か不幸か、父にとっても今回の旅行で一番美味しい食事となった。
ひょっとしたら人生最初で最後かもしれない父子男2人の海外旅行は贅沢で充実しており、
バックパッカーとして世界を周遊していることを忘れてしまう日々でもあった。
空港への送迎バンに乗った父とダブルツリー•バイ•ヒルトンの入口で別れ、
チャイナタウンのトラベラーズインに再び一泊した翌日は感傷的になっている暇もなく、
バスでペナン島に行く。
久しぶりに早朝からの観光で疲れていたのでペナンへのバスでは熟睡。
ほとんど車窓の風景を見ることなく6時間居眠り続きだった。
ペナン島のジョージタウンのホテルは昨年2014年に訪れたときと同様、75トラベラーズロッジ。
約8ヶ月ぶりの滞在なのにレセプションの優しいおじさんが顔を覚えていてくれたのが嬉しかった。
当時と違い、インドネシアで患った急性脱毛症の回復がまだまだで見た目は別人なのに…。
昼番のおじさんも夜番のおじさんも雰囲気がよく、
マレーシアでは珍しいほど奇麗な75トラベラーズロッジはペナンの定宿になりそうだ。
前回は安い屋根裏部屋だったが異様に暑かったので、今回は1回のバスルーム付きの部屋。
42リンギット(1400円)と値段の割に清潔感溢れる部屋で悪くはない。
今回のペナン滞在の目的はタイビザ取得。
ノービザでの陸路入国では15日しか滞在できず、
タイの南の島巡り、バンコクでの再びのプチ滞在を含めて1ヶ月以上の滞在にはビザが必要。
また、昨年2014年からノービザでの入国は1回のみという情報もあり、
今回のタイ滞在中にミャンマーを訪れる予定もあるのでビザを取らないわけにはいかない。
75トラベラーズロッジのレセプションのおじさんにタイ領事館へのバスでの行き方を教えてもらい、
Googleでも場所を確認して翌朝早く向かう。
教えてもらった75トラベラーズロッジの近くのバス停から101番のバスに乗り、
Gurney Plazaという巨大でモダンなショッピングモールの近くで下車。
そこから15分以上閑静な住宅街を歩く必要がある。
Midlands Park Centerを過ぎてからは街路樹に囲まれた閑静な道路をひたすら歩く。
豪華な邸宅があるだけで歩道がない道。
途中、番犬か野良犬のような犬2匹がいたが吠えられることもない。
すぐ吠えてくるタイやラオスの犬と違い、マレーシアの犬は温厚のような気がする。
しばらく歩くと、信号機付きの交差点があり、
交差点を左折してタイ領事館へ続く道を歩いて行く。
政府関係の建物やインドネシア領事館を通過してタイ領事館に到着。
いかにもタイ風の建物だった。
東ティモールの首都ディリのインドネシア大使館で開門前の早朝から並び、
順番待ちのシートに名前を記入するなんていう面倒くさいことは一切なく、
9時半に到着しても数人の西欧人やインドネシア人がいるだけのタイ領事館。
多くの外国人旅行者、マレーシア人の観光客は短期ならノービザでタイに滞在できるため
わざわざビザを取得する人は少ないのかもしれない。
思えば、ラオスのサワンナケートでビザ取得の際も楽勝だった。
窓口で申請用紙をもらい、領事館の入口でパスポートをコピーしてもらう。
事前に用意した2枚の写真とツーリストビザ料金110リンギット(3600円)を払う。
窓口の列の待ち時間は皆無に等しく、あまりにもあっけない手続きだった。
日本大使館から推薦レターを発行してもらい、面接をしてから数日待ちだった
トルコやイランなんかで悪戦苦闘したインド、パキスタン、イランの昔のビザ取得手続きとは雲泥の差である。
トルコやイランなんかで悪戦苦闘したインド、パキスタン、イランの昔のビザ取得手続きとは雲泥の差である。
ちょっと残念なのは即日発行ではなく、受け取りが翌日の14〜16時であること。
明日再び市バスに乗って足を運ばなければならない。
タイ領事館を出て来た道を引き返してから、
午後のビザ受け取りまで時間をつぶそうと思っていたMidlands Park Centerに立ち寄り、
なぜかタイ人が多い寂れたモールで屋台風のタイ料理を食べたりした。
翌日の午後2時頃、改めてタイ領事館を訪れ、60日間滞在できる観光ビザ取得。
これで昨年同様2ヶ月間タイでのんびりと過ごせる。
まもなく住み渡りを初めて1年5ヶ月が経つというのにいまだ快適なアジアから抜け出せないでいる。
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