シドニーを飛び去って再び戻ってきた東南アジア。
モルディブ旅行も含めて1ヶ月以上滞在したシンガポールをついに去る。
昨年のF1開催期間、真夏のシンガポールでのプチ滞在もあわせると合計70日間。
今回の世界周遊において香港に並ぶ最長プチ滞在となった。
居心地よすぎるシンガポールは海外における第2の故郷、アナザースカイと言っていいかもしれない。
ワーキングホリーで滞在し、仕事をしたり、仲間と楽しみ、
今回13年ぶりに訪れた愛着が湧くシドニー。
自分の旅人生においてつねに起点となり、
北米やヨーロッパ、中東に行く際にあえて経由してプチ滞在したり、
前回の世界周遊中の前半も後半でも長居したバンコク。
今回の世界周遊で2013年のクリスマス、2014年の年越し、旧正月中に居座り、
毎日街歩きを楽しんだ香港。
そして、物価高にめげずに快適さに溺れたシンガポール。
昨年のシンガポールでは生まれて初めてF1をナマ観戦したり、
今年は旧正月のイベントを連続で満喫し、シンガポールからモルディブへのバカンスも堪能した。
テレビ番組で有名なアナザースカイと呼べる都市がまた一つ増えた。
いつかまた帰ってきたい。
シンガポールでの旧正月イベントの最後はチンゲイパレード。
モルディブから戻ってきた翌日に会場であるF1グランド席に行き、
旧正月というよりシンガポールの生誕50周年を祝う大パレードを楽しんだ。
2009年に夜から日が昇るまで見続けたリオのカーニバルに規模は劣るとはいえ、
2時間半のパレードにはシンガポールならではの多民族性が凝縮されており、
エンターテインメント性も豊かで飽きることないパレードだった。
幸か不幸か、ラスト一枚のチケットだったために席は最上段。
おかげでパレード全体を見渡せるし、ひたすら立ち上がったまま観戦できた。
ノリノリの音楽が流れるカーニバル風のパレードなので席に座ってのんびり見るものではない。
むしろ次ぎから次ぎへと現れるパレードグループに座っている暇もなく、
終始音楽に合わせて体が踊り出してしまった。
シンガポール最終日はこれまで何度も訪れたマーライオンパークからワンダフルのレーザーショーを眺め、
マリーナベイサンズに移動してからも光と音と水のショーを最後に見る。
ちょくちょくマーライオン近くの石段に座って眺めたり、
ベイサンズ側で缶ビールを飲みながら見たワンダフル。
昨年とあわせると50回以上見たのにいまだ飽きない。
3月5日。
計画していたわけではないけれども、
数えてみると香港とちょうど同じ70日間過ごしたシンガポールを去る。
毎晩夜更かしが続き疲れていたからか、
不思議と感慨はなく、あっさりと離れる。
チャイナタウン近くのカプセルホステルを去り、MRTでブギス駅へ。
ブギス駅からクイーンストリート•バスターミナルまでちょっと歩き、
シンガポールドルは前夜ほぼ使い果たし、残金でポテトチップスを買ったので、
ジョホールバルまでの国境越えバスはお馴染みのイージーリンクカードで買う。
関東のSuicaのようなイージーリンクカードにはお世話になり、
このカードで安くシンガポールを移動できた。
クイーンストリート•バスターミナルから
ジョホールバルのラルキン•バスターミナルまで2時間弱はかかると思っていたものの、
平日だからかシンガポール側、マレーシア側のイミグレの列はなし。
どちらも待ち時間ゼロでクリアする。
馴れ親しんだシンガポールを去るというのに感傷的になる暇もない。
バスの乗り降り6回でちょくちょく時間をとられるのはいつものこと。
それでも、クイーンストリート•バスターミナルを出発し、
1時間15分後にはクアラルンプール行きのバスの席に座っていた。
しばらくはバスの車窓を眺めていたものの、やがて眠りに陥る。
シンガポール〜クアラルンプールのバス移動は過去に3度あり、
当時を思い出そうとしてみるも難しかった。
ジョホールバルからのバスはクアラルンプール中華街近くのPudu Sentralに着く時もあれば、
今回のようにTBSという南の郊外に着くこともある。
TBS到着時でも隣接したLRT駅から中華街、Pudu Sentral近くのPlaza Rakyatまで直通で行ける。
昨年はマレーシア東海岸を廻ってから到着し、モダンなクアラルンプールと思っていたが、
シンガポールからやって来ると薄汚れた陰湿な魔都にさえ見えるから不思議である。
旅人生においてかれこれ9回訪れたクアラルンプールでも居心地いい定宿はなく、
今回も初めての宿にしてみる。
旅行者の間では有名なBackpackers Travelers Inn(トラベラーズイン)。
昨年は似たような名前のトラベラーズロッジに泊まった。
まったく同じ宿ではないかと思われる窓が廊下側にしかない部屋で、
扇風機のみで40リンギット(1300円)。
高速Wi-Fi完備、エアコン、ホットシャワー、朝食付き、
プライバシー確保で2200円くらいで泊まれるシンガポールのカプセルホステルに比べると
コストパフォーマンスは劣るけれども、
南京虫さえ出なければマシと腹をくくっていたクアラルンプールなので仕方がない。
今回のクアラルンプールでは一週間後に
札幌実家の父が生まれて初めて東南アジア旅行としてクアラルンプールに遊びに来る。
その際はありがたくもダブルツリー•バイ•ヒルトンという立派なホテルに一緒に宿泊する。
それまで7日間、南京虫再来を心配しつつチャイナタウンの安宿に泊まる。
7ヶ月ぶりのクアラルンプールとはいえ、
2001年から9回の滞在であちこち歩き回っている。
それでも今回もまた飽きずに街歩きを楽しみたい。
これが自分が大好きな旅のスタイルなのだから。
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