沢山の熱帯魚が戯れる海はまさに楽園。
珊瑚のビーチは真っ白。
あとは青空が出れば先月見たモルディブに匹敵するかもしれない海の美しさに対面できるだろうか。
蚊帳と扇風機のおかげで快適な夜を過ごす。
夜中物音で目を覚ます。
バンガローの屋根に何かが落ちたり、天井が揺れている。
スコールでも降っているのかと思ったが、強風にあおられているだけだった。
朝目覚めると蚊帳の外側やベッドの廻りには木片のようなものが無数に散乱していた。
リペ島2日目は快晴。
午前中の波が穏やかなときに早速パタヤビーチに行ってみる。
浅い海のため青さやエメラルドグリーンは薄いものの、朝からニンマリしてしまう海。
東西に延びるパタヤビーチは場所によって死んだ珊瑚が海底に見えたり、
汚点一つない白い砂が海底を敷きつめたりしている。
浅瀬の先は珊瑚に彩られている。
西側には岩場があり、丘にコテージが並ぶリゾートもある。
Sanom Beach Resortというらしく、
丘を登ってリゾートを下ると隠れ家のような小さなビーチが現れる。
白いビーチには剝き出しの岩がごろごろしているが、犬一匹しかいない閑静さ。
他の人がいないプライベートなビーチを観光大国タイで目の当たりにするのは奇蹟に近い。
誰もいない午前中のSanom Beachで寛ぎたかったがまずは腹ごしらえ。
ウォーキング•ストリートに戻り、ちょっとした食堂でフルーツサラダを食べ、
コーヒーを飲む。
タイのマンゴーはいつ食べても甘くて美味い。
ゆっくりと時間をとった朝食後再びパタヤビーチに行ってみると、
高い位置から陽光が穏やかな海水に差し込み、
若干水位が増したからか青みを帯びて2時間前とは同じ海とは思えなかった。
1ヶ月前にモルディブで最高の海を見た後でも十分すぎるほど素晴らしい。
あまりの透明度に海面に浮くボートや人の影もくっきりと海底に見えるほど。
海に浸かって水面ギリギリから白い砂浜を眺めると、
モルディブのデジャヴを見ているような錯覚に陥る。
ちょっとした時間差で劇的に青のグラデーションを変化させる海を前に
夜になるとやかましい犬も言葉を失って呆然と立ちすくんでいた。
パタヤビーチは午後にゆっくりと海水浴するとしてリペ島の他のビーチも訪れてみる。
せっかく歩いてまわれる小さな島なので歩き回らないのはもったいない。
パタヤビーチ西側の舗装された路地を進んでいくと、坂道になり、
北側の海がある方向にサンセットビーチの標識が現れる。
サンセットビーチには丘の上のリゾートから降りていく。
コテージ脇からの眺め、丘のレストランからの展望、
そして他人がいない開放感。
たどり着いたサンセットビーチも数人の西欧人が砂浜に寝転んでいるだけでプライベートビーチのようだ。
昨日たくさん見かけたタイやマレーシア、中華系の人々はどこへ行ったのだろう。
先のパタヤビーチの透明度も抜群だったが、サンセットビーチの海もまったく悪くない。
リゾート開発が進み過ぎた今現在のピーピー島やタオ島ではお目にかかれないレベルだろう。
北側にはリペ島より巨大なアダン島が見える。
一度、島人が生活する内陸に引き返し、
サンライズビーチから続くリペ島最北端を目指す。
ウォーキング•ストリートで見かけたポストカードで知ったのだが、
最北端には砂州があるようだ。
先月の誕生日に日帰り旅行で訪れたモルディブの1島1リゾートのリヒヴェリで見て以来虜になったサンドバンク。
もちろんリヒヴェリのように浅瀬の海にこつ然と現れるものではなく、陸続きの砂州であろうけど。
何度か道に迷い、ようやく登りつめた最北のMountain Resort。
木陰ながらも眼下に見えるリペ島の砂州には一気にハイテンション。
あえてモルディブと比べる必要なんてなく、
純粋に青いグラデーションの海と純白の砂州のコントラストに魅了されてしまう。
すでに数人の先客がいたのは残念だけれども、それとて一桁の数。
タイの島の砂州で遊んでいるのが数人だなんて、
入島料を払わないと行けないタオ島沖のナンユアン島の3島を結ぶ砂州ではありえなかった。
ちなみに砂州の外側は波が強く、内側は穏やかであり、
プールのように深かった。
1ヶ月ぶりに天国に近い南の楽園を満喫した。
遅い午後にサンライズビーチからウォーキング•ストリートに戻って
タイの島お馴染みのバナナパンケーキとココナッツシェイクで休息。
再びパタヤビーチに戻ってからは海水浴と日光浴を繰り返し、
シュノーケルせずに魚を見たりした。
さすがに朝から島を歩き回っていたので、夕暮れ時には疲れ果てる。
リペ島がタイの秘島と言われ続けるのはそう長くないかもしれない。
でも今は旬のリペ島に来れて良かったと思う。
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