2016年9月8日木曜日

キューバ横断、ハバナ〜トリニダー〜バラデロ〜サンティアゴデクーバ(2016年8月15日)

13日間のキューバ滞在の旅でハバナからコロニアルな街トリニダー、
トリニダーから一旦北西に引き返してビーチリゾートのバラデロに数泊し、
南東にあるサンティアゴデクーバへ移動する。
バラデロの方がハバナに近いのに先にトリニダーを訪れるのは
バラデロからサンティアゴデクーバまで夜行バスがあるため。
トリニダー〜サンティアゴデクーバは夜遅く到着する便しかないようだ。
また、メキシコやカナダ、ヨーロッパからキューバを訪れるほとんどの旅行者がフライト発着数の多いハバナで始まり、
ハバナで終わるだろうが、自分の場合、
サンティアゴデクーバからドミニカ共和国の首都サントドミンゴへの航空券を予約しているので、
細長いキューバの島をサンティアゴデクーバからハバナまで引き返す必要がない。


4日滞在したハバナを離れ、乗り合いタクシーでトリニダーへ。
キューバの移動手段として夏休みシーズン真っ只中で西欧人観光客が多すぎてスムーズに予約できないビアスールという外国人用のバスか、タクシーがある。
ハバナのビアスールのオフィスにてヨーロッパ観光客の列の長さにうんざりしつつ辛抱して待ち、
トリニダー〜バラデロ、バラデロ〜サンティアゴデクーバのバスを前もって予約しておく。
どの路線もバスの本数が限られているため、
メキシコのように当日その場でチケット購入と自由気ままな旅はできそうにない。
バラデロ〜サンティアゴデクーバの路線は6日先にかかわらず満席であり、
7日後の夜行バスをなんとか予約した。
ハバナ〜トリニダーは案の定4日後くらいまで満席。
もともとこのルートのビアスールの移動は諦めており、
同じ金額でハバナのカサからトリニダーのカサまでドアトゥードアの乗り合いタクシーを選んでいた。
約6時間でCUC25(2700円)。

午後2時に出発し、夕暮れ時にトリニダーに到着。
カンクンのロサスシエテの情報ノートからメモしていたCUC5(550円)で宿泊できるレオ&ミヤのカサに行ってみると、
ハバナ同様韓国人の旅行者に占拠されており満室。
代わりに紹介してもらったレオの友達のカサは悪くないがCUC20とレオ&ミヤのカサの4倍の値段でショック。
ちなみに翌日に韓国人旅行者の多くがチェックアウトしたようで、
2日目、3日目と韓国人より日本人旅行者が多くなった。
レオ&ミヤのカサではCUC5で鶏肉、CUC7でエビ、CUC8(900円)でロブスターの夕飯が食べられ、
間違いなくキューバで一番美味しい夕食となった。




トリニダー自体は馬車が走る石畳の通りがあり、
カラフルなコロニアル調のこぢんまりとした街だけれども、
似たような街をニカラグアやグアテマラ、メキシコでたくさん見てきたので真新しさがない。



街中の広場も教会も小さく、中米の田舎町とほとんど同じ。



キューバに限ったことでないだろうが、8月だけあってヨーロッパからの観光客がうじゃうじゃいる。
西欧人が増えれば増えるほど世界中どこにでもあるような洒落たレスオランが増えるのでいい気分ではない。
地元人が食べる屋台やローカル食堂よりグローバル化と名ばかりで画一的なレストランを好む気質なのだろう。
東南アジアのラオスの世界遺産ルアンパバーンなんかは西欧人だらけでアジアらしさがなくなってきている。



でも、広場から離れてローカルな通りに入ると、牧歌的な光景が広がっており気が和む。
日中の35度越えの蒸し暑さがなければのんびりと街歩きしたいトリニダーである。



トリニダーでは夏休みを利用した社会人旅行者やカナダのワーホリを終えて中南米を旅行している日本人旅行者、
世界周遊中の韓国人旅行者と出会い、
インターネットがないキューバにおいて安い本場ハバナクラブを飲んだり、
いろいろ話して盛り上がった。
トリニダー名物のお酒、カンチャンチャラもさっぱりとしていて良かった。



石畳の世界遺産トリニダーそのものよりも、
レオ&ミヤのカサでの出会いや飲み会を楽しんだ後、リゾート地バラデロへ。
キューバ随一のビーチリゾートだけあってトリニダー〜バラデロのビアスールのバスは西欧人でフル。
これだけ混み合っているのだからビアスールの便数を増やしてくれればいいのにという思いは社会主義国家では通じないのだろう。
海沿い経由で6時日間かかったバラデロに到着した。

バラデロの宿泊スタイルとして食べ放題、飲み放題のオールインクルーシブのリゾートホテルが有名。
カップルや友達同士、あるいは気の合う旅行者と同行していればオールインクルーシブを利用していたかもしれない。
でも、ひとり者の旅人は他の町同様に地元キューバ人宅民泊のカサを探す。
ビアスールがバスステーション到着時にカサの勧誘を受けるだろうと軽く考えていたら、
客引きがいなかった。
仕方がないのでバスステーション西側の住宅街に集まるカサから探す。
バラデロのカサは他の町より高いと聞いており、
せっかく三泊するので割引をお願いしてCUC25くらいで泊まりたい。
が、1軒目は満室、2軒目も満室。
一本の通りで探した4軒全てがフル。
ひとつ隣の通りでも状況は同じで料金交渉どろこではない。

炎天下重いバックパックを担ぎながら汗を流しつつ宿探しをしていると、
まるでインドや昔のベトナムでの宿探しの時のように民泊案内人のようなおじいさんに出くわした。
おじいさんの家に泊まらせてくれるというのでついていくと、
あいにく他の西欧人がすでに宿泊しているようで空いていないとのこと。
親切にもおじいさんは電話で他のカサに空きを尋ねてくれる。
しかし、5、6軒に電話をかけて顔を渋らせている。
夏休みシーズンで、かつキューバがアメリカと国交を再開した年だからか、
西欧人で溢れかえるバラデロの宿泊状況は厳しすぎる。
おじいさんが何度も電話をかけ続けてくれた結果、今夜一泊だけ泊まれるカサが見つかり、
翌二泊は別のカサを案内してくれた。
一泊目の料金がCUC30(3300円)、二泊目以降のカサの宿泊費がCUC35(4000円)と
中米諸国でありえなかったほど高いけれども交渉の余地がない。
バラデロ初日は前日までトリニダーのCUC5のカサで他の旅行者と楽しい時間を過ごしていた反動もあってテンションが低かった。
夕食前にちらっと見たバラデロの長いビーチもカンクンの青さに劣っているように感じるのは気落ちのせいだろう。



予定通りのバラデロ〜サンティアゴデクーバの夜行バスチケットが取れなかったため三泊もするバラデロ。
昨日路上で出会ったおじさんのおかげで2日目のカサの変更はスムーズ。
CUC35と今年に入ってからニューヨークのホステル並みに高いカサに泊まることになったが、
設備が酷くて混み合っているニューヨークのホステルと異なり、
ホリデーアパートのようなカサ。
エアコン、テレビ、冷蔵庫も付いているアパート3階の部屋で、
プライベートルームとは別のコモンルームからはバラデロのビーチを見渡せる。




特に夕暮れ時の静かなコモンルームは西日が差し込み美しく、
テラスから眺める夕日は極上だった。
部屋の冷蔵庫で冷やしたハバナクラブをピニャコラーダジュースとソーダで割り、
iPhoneで音楽を聴きながらサンセットを鑑賞するのがたまらない。




太陽が一度細い雲に隠れてからカリブ海の水平線ギリギリに沈み、
厚い雷雲が近づいてくる中、真っ赤に染まる雄大な夕焼けは旅の時間を直に感じる。
インターネットがなくて不便ということさえ忘れさせてくれるバラデロの夕焼けだった。




宿泊施設の高さに目をつむってサンセットを堪能できれば、
あとは青い海を楽しむだけのビーチリゾート。
カンクンの濃い青さやイスラムヘーレスのサファイアブルーとは異なるけれども、
遠浅の海は透明度抜群で時間帯によりメキシコに劣らない綺麗さ。



意外にもバカンスに来た西欧人観光客よりも圧倒的にキューバ人が多い。
東南アジアやヨーロッパ、メキシコのビーチリゾートと異なり、
物売りや店、パラソルやビーチチェアの貸し出しなどなく、ひたすらナチュラルなビーチ。
砂は白く、浅瀬の海は薄いエメラルドブルー。




パナマ、ベリーズ、メキシコと見てきたが、
まったく飽きないいろんな表情を持つカリブ海である。




キューバ旅行2週間の締めくくりをサンティアゴデクーバで。
バラデロから食事休憩なし、17時間もかかるバス移動となった。
ハバナやトリニダーからかけ離れているからか、
西欧人観光客が少ないサンティアゴデクーバ。
メインの歩行者天国もハバナのオビスポ通りと比べものにならない静けさ。
のんびり歩いているのは地元のキューバ人がほとんど。



広場も落ち着いた感じがあり、メキシコの田舎町のような人の少なさ。


キューバ最終日はサンティアゴデクーバの革命広場を見て終わり。
ハバナのチェゲバラと同じデザインのファンアルメイダボスケの肖像がある。
2009年に亡くなった革命の重要人物だそうだ。


また、革命広場には馬に乗ったアントニオマセオの像と謎めいたオブジェがそびえている。




キューバ旅行最終日なのに特に感慨もなく街中をぶらつく。
何かと声をかけてくる人が多いサンティアゴデクーバ。
中国人かと思ってチーノ、チーノとはしゃいでいるおじさんは苦笑いだが、
こんにちは、と声をかけてくる少年たちには口元も緩む。


いろんな意味で独特だったキューバの旅も終わり、
早朝フライトでドミニカ共和国の首都サントドミンゴへ飛ぶ。
二週間ぶりのモダン社会、
気軽にインターネットに接続できる世界が待ち遠しい。












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