13日かけてハバナからサンティアゴデクーバまでキューバの細長い島を横断し、
ドミニカ共和国の首都サントドミンゴへ飛ぶ。
商店に物があふれ、インターネット接続できるドミニカ共和国でモダンな文明社会を感じる。
キューバからカリブ諸国への航空券は高く、
メキシコのカンクンに戻ってから次の目的地に飛ぶのが一般的だと思う。
プエルトリコ発着のカリブ海クルーズが控えている自分も
ハバナからカンクンに飛び、カンクンからプエルトリコのサンフアンに飛んだ方が安いようだ。
でも、せっかくなので航空券代は高くなるけれども、
キューバとプエルトリコの間にあるイスパニョーラ島に立ち寄ってみる。
西側がハイチ、東側がドミニカ共和国で占められているイスパニョーラ島。
いまだ震災の影響で治安が悪化しているハイチは飛ばしてドミニカ共和国へのフライトを選ぶ。
サントドミンゴからプエルトリコのサンフアンへフェリーも出ており、
航空券が高いカリブ諸国周遊によさそうだ。
サンティアゴデクーバ発サントドミンゴ行きのクバーナ航空は午前10時発。
カサのオーナーに7時前のタクシーを手配してもらい空港に向かう。
公共交通機関があるかどうか不明だし、
早朝で間に合わない可能性があるのでCUC16(1700円)もするタクシーで妥協する。
サンティアゴデクーバの空港は小さく、午前中はハバナ行きとサントドミンゴ行きしか出ていない様子。
3時間前にチェックインカウンターがオープンするも、
チェックイン後のパスポートコントロールがなぜか出発30分前になっても開かなかったり、
飛行機が30分以上遅れたりと最後の最後までキューバらしい時間の流れだった。
サンティアゴデクーバからサントドミンゴまで1時間弱のフライト。
すぐにヒスパニョーラ島が見えてくる。
眼下に広がるのは西側のハイチだろう。
ドミニカ共和国の青いカリブ海が見えたと思ったらすぐに降下し始める。
サントドミンゴの空港に着陸して気がつかされるのは見慣れた広告や案内板が多いこと。
思えばキューバで広告を見ることは稀だった。
日本人ということでツーリストカード不要で簡単に入国できるドミニカ共和国。
アライバルホールはファーストフード店があったりとモダンな文明社会に帰ってきた感がある。
空港からのバスは見つからず、
1000ペソ(2300円)と高いが、タクシーで予約したホステルまで行く。
サントドミンゴの旧市街から遠くないSanto Domingo B&Bはドミで一泊16ドル。
ネット予約時12ドルだったけれどもプラス4ドルと宿泊税が高いそうだ。
宿泊客は自分以外にエストニア人カップルと仕事をしているベネズエラ人男性のみ。
あまりにも静かなサントドミンゴのホステル滞在になる。
キューバを出たばかりだと商店やスーパーマケットにあふれるものに見入ってしまう。
普段気にも留めないコカコーラやお菓子の種類にありがたみを感じる。
同時に路上に散乱するゴミも多いサントドミンゴ。
ものが多いと消費が進み、自然とゴミも多くなるのだろう。
治安は中米の小国より良さそうだけれども、
鉄格子や有刺鉄線に身構えてしまう。
キューバでの平和ボケも直さなければならない。
サントドミンゴはカリブ諸国の中で最も古い町であり、
コロンブスが新大陸発見としてたどり着いた島で作られた最初の町でもある。
500年以上前の要塞や教会が旧市街にある。
旧市街の歩行者天国にはハバナほどでないにしろ、観光客も歩いている。
いかにもカリブ海の島風の土産店が並ぶ。
500年以上前に新大陸を発見したコロンブスが立ち寄った島でもあり、
コロンブスの銅像が立っている。
旧市街からフィリピンやインドネシアで嗅いだような熱帯アジアの香りがする商店街へ。
商店街を進んでいくと、中華系の人が営む店が多くなり、
中米諸国やキューバでも見かけた中華街の門もある。
中国人をあまり見かけないキューバと違い、
多くの華僑がサントドミンゴの中華街に住んでいるようだ。
中華料理とクレオール料理のようなドミニカ料理を合わせた中華食堂があちこちにある。
キューバから来ると美味しすぎるクレオール風の中華料理である。
さらに台湾人も住んでいるようで台湾食堂があった。
日本に何度か訪れたことがあるおばさんが営んでおり、
日本語も流暢だった。
台湾風牛肉麺は麺が日本のうどんであり、美味しかった。
また、新市街に行けば、カリブ海の島国というイメージからかけ離れたモダンな街になる。
人口200万を要するサントドミンゴだけあって車の渋滞も凄まじい。
その渋滞を解消すべく開通している地下鉄。
エアコンが効いたモダンなメトロの車両と青いカリブ海は似合わない。
それもそのはず。
サントドミンゴ市内にあるカリブ海に面したビーチはカンクンやバラデロとは別物。
おそらく今まで見たカリブ海でもっとも小汚いビーチと海水にちがいない。
ドミニカ共和国もカリブ海の国。
海が汚いサントドミンゴからビーチのあるボカチカを日帰りで訪れる。
バス会社やミニバスの発着地が多いParque Enriquilloという広場のにブロック北西にボカチカ行きのミニバス乗り場がある。
満席になってから出発する西アフリカのようなシステムで、片道60ペソ(140円)。
空港を過ぎて間もなくボカチカへ。
カリブ海のリゾートというには小さなこぢんまりとしたビーチ。
遠浅で透明度が高い。
ヤシの木に縁どられた白い砂浜ビーチはいかにも南国の島っぽい。
キューバ同様カリブ海に浮かぶ島国は裏切らない。
海ではドミニカ人の子供達が遊んでおり、
海中に飛び込んでいる子供達もいる。
陽気に向こうから写真撮影をお願いしてくるドミニカ美女もいる。
ビーチは小さいけれど、遠浅の海はプールのようで海水浴を存分に楽しめた。
ドミニカ共和国での5日間の滞在を終え、
フェリーでサントドミンゴからサンフアンへ行く予定だったが、
数日前に船内で火災が起きて運休中になってしまった。
予約時のクレジット決済分の100ドルはフェリーオフィスで返金されたが、
急遽サンフアン行きのフライトを予約しなければならなくなり痛手の出費となってしまった。
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