モルディブ旅行3日目。
前日のセンターラ・ラスフシに続き、水上コテージが並ぶ1島1リゾートのアダーラン・クラブ・ランナリ(Adaaran Club Rannalhi)を日帰りで訪れる。
ランチビュッフェに加え、ビールやカクテルなどのアルコール飲み放題がお酒が御法度のマーフシ島滞在者にとってありがたい。
ランナリの白いビーチのすぐ先に青いドロップオフがあり、これまた海が美しすぎる極上のリゾートだろう。
前夜、センターラ・ラスフシの日帰り旅行から戻り、ホテルでシャワーを浴びてさっぱりし、
iCom toursでツアー申し込みが集まっているであろう午後8時に出向いてみる。
マーフシ島滞在2日目が1島1リゾート、3日目にシュノーケリングとサンドバンクのエクスカーションに参加して4日目に再び別の1島1リゾートでバカンスを過ごすのが当初の旅程。
が、iCom toursに尋ねてみると金曜日の2月24日にシュノーケリングツアーは行っていないとのこと。
ちょっと旅程が狂うけど、先に別の1島1リゾート日帰りツアーを探してみる。
残念ながらiCom toursにおいて前日訪れたセンターラ・ラスフシと2年前に訪れたヴァドゥしか人が集まっていたので、他のホテルで調べる。
2軒のホテルに立ち寄ってみると、同じく2年前に日帰りで満喫したリヒヴェリ(Rihiveli Beach Resort)の選択肢があった。
リヒヴェリはラグーンに囲まれた浅瀬の海の透明度が抜群で、歩いて渡れる小さな無人島もあり、楽園の理想図のような1島1リゾート。
センターラ・ラスフシとまったく異なる魅力を持っているので、2年ぶりに再訪してみようと思った。
入島料を含めて91ドルで済むので他のリゾートより安め。
しかし、いざホテルのレセプションでの申し込み段階になると、
2月26日までの3日間、プライベートで貸し切り状態となっているため日帰り旅行は不可能と知らされた。
すでにリヒヴェリのラグーンを想像してテンションが高まっていただけに残念。
立ち寄ったホテルで翌日の催行が確定しているFihalhohi Island Resortとアダーラン・クラブ・ランナリで検討してみる。
どちらもマーフシ島南西に位置してリヒヴェリから遠くない。
料金も100ドル前後と変わらない。
結果として若干安く、Googleアースでの航空写真が綺麗で、
ツアー代にアルコール飲み放題という美味しい利点が含まれているランナリを選んだ。
往復のボート代25ドルとリゾートで直接支払う入島料75ドルをあわせて95ドル。
アダーラン・クラブ・ランナリの日帰り旅行を申し込み、
Dream Lagoonに戻ると、宿のオーナーが真剣な表情でまきよさんに話があるから部屋の外で待っているように言われる。
何か事件でもあったのだろうか?
オーナーとまきよさんが部屋にこもっている中、なんとも落ち着かない居心地悪さと不安を抑えながら外のテーブルで待った。
5分くらいして二人が部屋から出てきて、まきよさんにオーナーに何か言われたのか尋ねてみるも曖昧な返答だけで困惑したような表情を浮かべている。
こちらまで不安になってくる。
ドアを開けると部屋の電気が消えていた。
そして、停電のときみたいにろうそくの火が灯されている。
まったく状況が掴めないまま立ちすくんでいると、
部屋の電気がついてろうそくがつけられたケーキとベッドのデコレーションが視界に入る。
あっけにとられたまま唖然としているであろう自分。
オーナーやまきよさんから見れば、相当アホヅラをしていたに違いない。
止まっていた時間が動き出したようにゆっくりと実感していく。
そう、この日は自分の誕生日。
なんとまきよさんと宿のオーナーがサプライズを用意してくれたのだった。
人生初のサプライズ・バースデーに状況がようやく飲み込めるようになると笑いが止まらなくなる。
やはり人間本当に感動したときは笑ってしまうようだ。
細いろうそくが並んだケーキ、ベッドに描かれたハッピーバースデーの文字にずっと爆笑だった。
ロウソクの火を一気に消すことができないのは肺活量が足りないせいでないだろう。
消えたと思ったらまた火が強くなり、さらに笑いが止まらなくなった。
誕生日にあわせて二度目のモルディブ旅行を決行したのは事実だし、
自分のバースデーが含まれていることを告げつつまきよさんを誘ったけれども、
まったく誕生日のサプライズは想像だにしなかった。
わざわざインドでケーキを買ってモルディブまで持ってきてくれたそうで大感謝。
まさかのモルディブで人生初のサプライズ・バースデーとなった。
前日に劣らず雲が少ないランナリ日帰り旅行の当日。
別ホテルでの集合が午前9時、1島1リゾートを去るのが午後5時とセンターラ・ラスフシより2時間もリゾートでのバカンス時間が短いのが残念なところ。
8人乗りのスピードボートが南西のランナリに直行。
24時間前にセンターラ・ラスフシ到着時に海の色に魅了されたばかりなのに、
ランナリでもより強烈なインパクト。
透明で青すぎる海が再び迎え入れてくれる。
ボートが宙に浮いているように見える透明さ。
ボートを降りて桟橋を歩いて入口に向かっているだけでテンション高まるアダーラン・クラブ・ランナリ。
もう見慣れているとはいえ、島全体が純白の砂なのが素晴らしい。
ウェルカムドリンクをリゾートのレセプションでもらい、説明を聞いてから入島料70ドルを現金で支払う。
まもなく満潮時のためバー正面のグラデーションが綺麗すぎる。
船着場の桟橋下にはちょっとしたサンドバンクがあり、干潮時に寛げそう。
海の青さが濃い午前中のうちに写真を撮りまくる。
海に面したバーでポーズをとったり、リュックを置いて水上コテージへの桟橋に進んでみる。
若干プレハブのようだったセンターラ・ラスフシの水上コテージと異なり、
数が少ないランナリのコテージはピラミッド型の屋根が大きく洗練されている。
これこそモルディブの原風景だろう。
1島1リゾートでよく見かける鳥もコテージを背景にモデルのようだ。
地図を見ると小さな島一周がビーチに囲まれている極上の地形。
コテージを見てから北側のビーチに行く。
早速ランナリの楽園のようなビーチでビーチチェアに荷物とタオルを置き、海水浴。
海の中から見るコテージ群もまたいい。
いろんな素晴らしさがある1島1リゾートの一つに人の少なさがある。
タイの南の島々やメキシコのカリブ海リゾートにありがちな観光客の多さと皆無のウォーターワールドで、
宿泊客と日帰り組がのんびりと過ごしている。
だからか砂浜で横になってもまったく人が邪魔にならないし、
プライベートビーチで贅沢な時間を味わっていうような錯覚を覚える。
透明度抜群なのでシュノーケルのマスクなしで泳いでいる魚を鑑賞できる。
近づいても逃げることないフレンドリーすぎるモルディブの熱帯魚たち。
北側のビーチから海水浴するとすぐにドロップオフとなり、
浅瀬と足がつかないドロップオフの境界の色のギャップもさることながら
魚の多さにも魅了される。
カナヅチなのに無理してでも平泳ぎで境界線に進みたくなる。
島の東側にはサンドバンクの塊のような180度海に囲まれた白いビーチがある。
熱帯の太陽を浴びて寛いでいる西欧人が数人だけのパラダイス。
ランチタイムは若干遅く、12時半から。
ランナリを最終的に選んだ大きなメリットでもあるアルコール飲み放題を朝から堪能。
バーでブランデーのカクテル、サイドカーを注文して海を見ながらのほろ酔い。
やはり酒が飲めるリゾートはたまらない。
順番にカクテルを飲みながら綺麗な海を背景に写真を撮る。
滅多に自分の写真を撮らないバックパッカーだけれども、リゾート地ではミーハーになってしまう。
ランナリの島の南西には二階建てのコテージもあり、午後の逆光になる前に探索する。
もちろん、1島1リゾートにおいて水上コテージは宿泊客しかアクセスできないので、
ばれないように荷物は橋の手前に置いておく。
バーでのほろ酔いも含めて島を軽く2周するとあっという間に12時半。
2時間かけてランチビュッフェをがっつくためにレストランへ。
マーフシ島の宿で朝食は食べてきたものの、昨夜の夕食を昼間のビュッフェでカットしたため空腹感マックス。
センターラ・ラスフシに比べて内装はシンプルだし、ビュッフェのメニューも洗練されていないが、スリランカやインドで1ヶ月半カレーばかり食べてきたので贅沢なリゾートランチ。
今夜の夕食も兼ねて遠慮せずに皿に盛りまくる。
もちろん、1島1リゾートにおいて水上コテージは宿泊客しかアクセスできないので、
ばれないように荷物は橋の手前に置いておく。
カーブした桟橋がなんともいえない味を出している。
8棟並んだコテージの両端が二階建てらしい。
二階建てのテラスから眺めるランナリは別風景に見える。
サンゴが透けて見える内海に吸い込まれそう。
バーでのほろ酔いも含めて島を軽く2周するとあっという間に12時半。
2時間かけてランチビュッフェをがっつくためにレストランへ。
マーフシ島の宿で朝食は食べてきたものの、昨夜の夕食を昼間のビュッフェでカットしたため空腹感マックス。
センターラ・ラスフシに比べて内装はシンプルだし、ビュッフェのメニューも洗練されていないが、スリランカやインドで1ヶ月半カレーばかり食べてきたので贅沢なリゾートランチ。
今夜の夕食も兼ねて遠慮せずに皿に盛りまくる。
ランチ開始時刻から終了の14時半までテーブル席と料理の陳列台を往復している人はそういなかった。
食後は海を見ながらまったり。
さすがにリゾートバカンスも慣れてきたので、焦らず昼寝したりする。
白いビーチが美しすぎるランナリ。
180度エメラルドブルーの海に囲まれたサンドバンクを歩いているとサメが泳いでいるのが見える。
一瞬ここが天国でこの先にはもう何もないように思えてくる感覚。
断言できるけど、モルディブの透明な海を見てしまったら、そう他の海に感動できるものでない。
別の場所で綺麗な海を見つつも頭のどこかでモルディブの海と比べてしまう。
モルディブ症候群とでも呼ぼうか。
きっと今回初モルディブのまきよさんもモルディブ症候群にかかってしまったはず。
2年前にモルディブ旅行を終え、タイ南部のピーピー島やタオ島を軽くしのぐリペ島、
ギリシャやマルタ島の青すぎる地中海、
ベリーズのエメラルドブルーの海やメキシコのカンクンやイスラムヘーレスの青いグラデーションが絵のようなカリブ海、
キューバのバラデロやドミニカ共和国のボカチカの透明すぎる海、
カリブ海クルーズで寄港したバルバドスやセントマーティン島でも極上の東カリブの透明度に酔い浸ってきたが、モルディブのウォーターワールドに勝る世界はない。
二回目のモルディブ旅行でやはりここが世界随一だと実感してしまう。
再び小さなリゾートアイランドを一周し、気がつくと午後4時近く。
ランナリを去るのが午後5時なのでラスト1時間はアルコール飲み放題をフル活用する。
キューバリブレにウォッカベースの緑色カクテル、スリランカのライオンビールのドラフトも二杯飲んでクライマックスは泥酔。
バーにおいて16時半から軽食のサービスがあり、
ビュッフェで満腹だけれども、マーフシ島に戻ってから腹が空かないようにハンバーガーを食べながら二杯目のドラフトビールを飲んだ。
心身ともに満たされたマーフシ島からの1島1リゾート日帰りの第二弾、
アダーラン・クラブ・ランナリの贅沢時間となった。
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