ビシュケクでのビザ取得耐久戦も5週目に突入。
半ば諦めていたイランのインビテーションレターが27日目にしてようやく届き、
アゼルバイジャンビザが取得できた同日にトルクメニスタンビザを申請。
計3週間以上滞在した快適すぎるサクラゲストハウスから南旅館に移動し、
長かったビシュケク滞在の終わりが見えてきた。
7月29日(水)に申請したアゼルバイジャンビザ。
一週間後の水曜日、8月5日の午前中に電話するとまだ用意でいていないと一蹴されてしまった。
自分以外に申請した人全員のビザができていないのか、名前を告げるチャンスさえなし。
7月26日までアゼルバイジャン大使館は3週間の夏休み休暇中だったため混み合っているのかもしれない。
アゼルバイジャン大使館は月水金のみオープンなので2日後の金曜日に電話をかけ直す。
7月10日(金)に依頼したイランのインビテーションレター。
ペルシア•エージェンシーに3度目の催促に行くと、
親身で美しい受付のイラン女性が再び本国に確認してくれるとのこと。
とはいえ、すでに取得済みのタジキスタン、ウズベキスタンのビザ記載滞在期間がじわじわと迫ってきている。
ビシュケクを発つ予定の8月18日のデッドライン二週間を切り、
ビシュケクでのイランビザ申請は諦めてインビテーションレター不要で申請できるらしいジョージアのイラン領事館で再挑戦するか検討中。
サクラゲストハウスの屋上で毎晩のように日本人旅行者と飲み語って楽しむも暑い日中は憂鬱になってくる。
8月6日(木)は気分転換にアラアルチャ国立公園へ。
サクラゲストハウスで3週間以上一緒に過ごした神戸出身の誠さんと日帰りでトレッキングに行く。
オシュバザール南側近くにて265番のマルシュルートカでアラアルチャ近くまで向かい、
公園ゲートまでのマルシュルートカに乗換えた後、ヒッチハイクにてトレッキングコースまで乗せてもらう。
滝までの往復5時間弱のトレッキングでキルギスタンの原風景のような自然を満喫。
針葉樹の香りが心身共にリフレッシュしてくれる。
滝が見えるまでのラストは急勾配だったが、ハイキング気分でのんびりとアラアルチャの山々を堪能できる。
38度のビシュケクから一変、標高が高いトレッキングコースは清々しい。
ビシュケクから1時間足らずで携帯電話の電波も届かない、現実から離れた世界に迷い込んでしまったようだ。
アラアルチャ国立公園でのトレッキングを終え、
ヒッチハイクでビシュケクに戻るマルシュルートカ乗り場まで行くと、
携帯の電波が繋がり、メール着信。
見知らぬアドレスからメールが届いており、それはペルシア•エージェンシーだった。
インビテーションレターが届いたので大使館へ直接行けとのこと。
3週間以上待っているのだからもう無理だろうと思っていたイランのインビテーションレターが27日目にしてようやく届き、
アラアルチャの5時間トレッキングのご褒美のようだった。
8月7日(金)は慌ただしく大使館廻り。
アラアルチャ国立公園でのトレッキング翌日の筋肉痛もなく、
午前10時から行動開始。
まずは申請してから9日目のアゼルバイジャンビザを取得すべく大使館に電話。
アゼルバイジャンビザを取得しないことには次のトルクメニスタンビザの申請ができない。
が、電話受付係の女性に大使がいないので20分後にかけ直すように言われる。
20分後にかけ直すもアゼルバイジャン大使はまだ出勤していない様子。
大使館は12時半までオープンなので、電話は諦めて直接訪問することにし、
先に前日インビテーションレターが届いたというイラン大使館へ向かう。
イランビザの申請に海外旅行保険が必要らしいが、今回の世界周遊で保険に加入していなかった。
クレジットカードをコピーして付帯保険として提出しようと思う。
イラン大使館はMoskovskaya通り沿いで、
よく社員食堂のようなカフェでロシア料理を食べ、WiFiでネットサーフィンで数時間過ごすモスクワカフェの近く。
11時前にたどり着いたイラン大使館。
ビザ申請窓口がなぜか閉まっており、別入口に回り込んで呼び鈴を鳴らすと、
係員の男に15〜17時に再び来るように言われた。
金曜日はイスラム教徒の午後の大きなお祈りがあるからだろうか。
仕方がないので先にアゼルバイジャン大使館へ。
ビザ取得可能か確認電話もせずに直接向かったアゼルバイジャン大使館ではあっさりとビザゲット。
呼び鈴を鳴らすとスーツを来た紳士が現れ、パスポートを渡して門の外で待つこと3分、
無事にアゼルバイジャンビザのシールが貼って渡してくれた。
この日取れなければまた来週月曜日にずれ込み、トルクメニスタンビザ申請も危うかっただけに大喜びだった。
同日午後、イラン大使館を再訪する前にトルクメニスタン大使館へ向かう。
ネットで調べるとイランビザを申請し、料金払い込み後にパスポートをホールドされるようなので、
先に一週間かかるトルクメニスタンのトランジットビザを申し込む。
トルクメニスタン大使館はビシュケク市街南部の辺鄙な場所にある。
でも、翌週のビザ受け取りの際はサクラゲストハウスから徒歩圏内の南旅館に移っているので勝手がいい。
この日トルクメニスタンビザ受取予定のまささん、てつやさんとサクラゲストハウス中庭で落ち合い、
マルシュルートカ103番でトルクメニスタン大使館へ。
大使館前の警備室で内線電話をしてもらい、しばらく経ってから中に通される。
開設されてまもない大使館だけあって誰もいない。
警備員にゲートを開けてもらい、中庭にプールがある邸宅に入る。
英語が流暢な感じのいい女性が対応してくれる。
必要なのは下記のもの。
•パスポート
•大使館でもらえる申請書、宣誓書
•3×4cmの写真2枚
•申請料金55ドル(一週間のアージェント、二週間の通常は45ドル、受取時に銀行払い込み)
※パスポートのメインページ、通過国ビザページのスキャンは係員がやってくれる
その場で渡される申請書と宣誓書は大使館内ではなく、
ゲートの外で記入するように命じられる。
大使館の外で体育座りしながら個人情報やトルクメニスタンの出入国日、出入国地点、
さらには記入例コピーに従ってトルクメニスタン通過目的の宣誓書を書くのはしんどい。
暑い日差しを遮る木陰があるからいいものの、直射日光が当たったり、
雨が降っていれば最悪である。
15分くらいかけて書類を書き終えて再び警備員に連絡して邸宅に通してもらう。
金曜の午後の申請だったため、受取は10日後の8月17日(月)か18日(火)の電話確認とのこと。
ウズベキスタン大使館、アゼルバイジャン大使館に続き毎回ビザ取得前の電話確認必須で面倒くさい。
キルギスタンでスマホのSIMカードを購入しておいてよかった。
午後4時頃、トルクメニスタンビザ申請手続きが完了し、
銀行払い込み手続き中のまささん、てつやさんと大使館前で別れ、
再びマルシュルートカに乗ってイラン大使館に足を運ぶ。
閉館の17時にぎりぎり間に合った。
呼び鈴ブザーを鳴らすとゲートのオートロックが解除され、申請窓口があるこぢんまりとした部屋に入る。
優しい感じのおじさんにインビテーションレター到着の旨を伝えてパスポートを渡すと、
中から大使館に届いている書類を持ってきて、海外旅行保険の証明を提出するように言われる。
事前に準備したクレジットカードのコピーを渡すだけで大丈夫だった。
すでに閉館時間が近いので、ビザ代75ユーロ(10000円)の振込先口座が書かれた紙を渡され、
週明けの月曜日に指定のNational Bank of Pakistanに振り込んでからまた来るように言われた。
土日パスポートをホールドされずに済んで一安心だけれども、
インビテーションレターで27日待たされたあげくのビザ代75ユーロは高すぎる。
イラン大使館から徒歩10分のNational Bank of Pakistanで
しぶしぶ75ユーロ分の82ドル紙幣を渡してこの日の仕事は完了。
尚、月曜日にパスポートを提出して翌日の火曜日にビザ取得できるそうだ。
インビテーションレターで待たされた分、ビザ発給は早い。
イランビザ申請に必要なもの
•パスポート
•パスポートのメインページのコピー
•海外旅行保険のコピー(クレジットカードのコピー提出)
•申請料金75ユーロ(National Bank of Pakistanに振込)
※インビテーションレター申し込みの際に申請書を書かされ、
証明写真も渡したからか、大使館での新たな申請書記入や写真の提出はなかった。
朝からイラン、アゼルバイジャン、トルクメニスタン、イランと多忙に大使館を廻った金曜日となった。
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