2016年12月10日土曜日

リトアニアのヴィリニュスでベラルーシビザ申請(2016年12月2日)

2008年に訪れたリトアニアのヴィリニュスにて値段の高さと手続きの困難さで断念したロシアビザとベラルーシビザ。
今回は日本でロシアビザを取得してウラジオストクからシベリア鉄道でロシアを駆け抜けてバルト3国に入り、
8年ぶりのヴィリニュスにて無料で取得できるベラルーシビザを申請する。


サンクトペテルブルクからネットで予約したLux Expressというバスでヴィリニュスへ。
36ユーロ(4000円)の料金が高く感じるのは移動費が安かったロシアに3週間以上いたからだろう。
サンクトペテルブルクを19時半に出発した夜行バスは早朝ラトビアのリガに着く。
ロシアと1時間の時差があり、腕時計を1時間遅らせるとまだ6時前だった。
リガにて9時発のヴィリニュス行きのバスまで3時間待ち。
バスステーションのトイレに行くとユーロ30セント。
EU加盟のラトビアとはいえ通貨はユーロでなくラッツだったはず。
試しにATMにキャッシュカードを入れてみるとラッツの選択肢はなくアメリカドルとユーロ。
知らぬ間にバルト3国にもユーロが導入されたらしい。
確かに統一通貨のユーロは楽なものの、味気なさもある。
WiFiも繋がるモダンなバスでヴィリニュスへ。
ロシア出国とエストニア入国の手続きであまり眠れなかった夜行バスなので日中のバスでも眠りまくり。


ヴィリニュスに着いて早々、8年ぶりの懐かしさに浸ることなくベラルーシビザ申請準備を行う。
ちなみに観光ビザの取得はインビテーションの関係でロシアビザ取得より難しく、
おのずとトランジットビザの申請となる。
あくまでベラルーシを通過しなければ第3国に行けないよ、ということで、
リトアニア→ベラルーシ→ウクライナというルート。
第3国がリトアニアと接しているポーランドなんかにすると直接行けとビザ却下されてしまう。
また、かなり重要なことにビザの有効期限は2日間であり、48時間ではないこと。
今年の夏、ベラルーシに夜到着して一泊し、翌夜行列車でキエフへ向かった旅仲間が
ベラルーシ、ウクライナの国境越えが午前4時くらいのため余裕で48時間以内なのに
深夜0時を過ぎると3日目ということで滞在日数オーバーと言われて国境で列車を下ろされて拘束され、
チケットも買い直す羽目になってしまったそうだ。

ネットで調べるといろんなブログに申請方法が書かれており参考になるけれども、
かなり流動的らしく、ヴィリニュスのベラルーシ大使館のホームページに目を通しておく。


○領事館の営業時間 午前8時半〜午後1時(申請) 
          午前11時〜午後1時(受取)

○領事館の住所 Address: 41 Muitines str., Vilnius, 03113 

○必要書類(http://mfa.gov.by/en/visa/に記載)
 ①ビザ申請フォーム(申請書(http://www.mfa.gov.by/docs/visa_forms/english.pdf)より印刷して記入)
 ②写真(3.5cm×4.5cm 写真屋でA4サイズの申請書の写真貼付け欄を見せるのが早い)
 ③パスポート
 ④健康保険
 ⑤パスポートのコピー
 ⑥ベラルーシ入出国のチケットのコピー

まずは⑥列車チケット準備。
旅仲間の経験談から一泊もせずに午前中にミンスクに到着し、
夜行列車でキエフへ向かうチケットをヴィリニュス駅の国際チケット売り場で手配してもらう。
せっかくなら宿泊したいけどミンスク発キエフ行きの列車は22時40分しかないので仕方がない。
ちなみにネット予約できるEcolineでミンスク発キエフ行きの夜行バスもあったが、
結局国境越えが日付をまたいでなので有効期限2日間アウトだろう。
日数に余裕をもたせてビザを申請する11月29日(火)の6日後、
12月5日(月)のヴィリニュス6時20分発ミンスク9時50分着、ミンスク22時40分発キエフ7時52分着のチケット購入。
あわせて52ユーロ強とやはりロシアから来ると高く感じる。


翌朝早くビザ申請に行くので健康保険取得も含めて領事館を訪れる。
ネット情報でもあったがベラルーシ大使館とビザを申請できるベラルーシ領事館の場所は異なるとのこと。
ヴィリニュス駅から歩いて40分くらい。



領事館の向かいに代理店が3軒並んでおり、
ここで申請に必要な④健康保険が申し込める。
⑤⑥パスポートと先の列車のチケットコピーを含めて2.5ユーロだった。
ちなみに①の申請書はウェブサイトからPDFに落としてからホステルで印刷してもらってもいいし、
代理店でも購入できるようだ。
まだ明るいうちの領事館を確認してから去る。



当日は混雑を予想して7時半前にホステルを出発。
冬で寒いし、8時くらいに領事館に到着できれば氷点下での待ち時間が30分くらいで済むだろう。
日照時間が短い冬のリトアニアだけあって外はまだ夜。
ベラルーシ領事館も夜明け前だった。


領事館の入り口に整理券をプリントアウトする機械があり、
入口上の電光掲示板に番号が表示されれば、整理券のバーコードをゲートにかざして入館できるシステムらしい。
なお、午前8時前に到着すると雪が積もっている路上で待っている人は誰もいなく、
自分が余裕の一番乗りだった。
8時半に番号が表示され、ゲートをくぐって入館。
窓口でちょこっと仕事の詳細だけ聞かれ、5分間だけ待たされるとレシートのようなものを渡され、
受け取りは12月2日(金)の午前11時、3営業日待ち。


ヴィリニュス出発は12月5日(月)であり、土日領事館が休みなのでギリギリだけどいいとしよう。

待ち日数の間、ヴィリニュスからカウナスを日帰り旅行で訪れたりした。





そして、12月2日(金)の11時前にベラルーシ領事館へ向かい、
パスポート受け取り用の整理券を入口の機械で発券するとまた一番乗り。


無事2日館有効のトランジットビザを取得した。



これで週末明けの12月5日(月)に予定通りベラルーシのミンスクの町歩きができそうだ。








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