2015年11月15日日曜日

テヘランでサッカー観戦、エスファハーンで世界の半分を見る(2015年10月18日)

2005年に訪れたエスファハン、シラーズも今回は他の日本人旅行者と一緒なのでじっくり廻ってみる。
タブリーズからバスで8時間かけてテヘラン、6時間かけてエスファハーン、そしてシラーズへ。


テヘランに夜到着し、10年ぶりのマシュハド•ホテルに滞在。
3人部屋で75万リアル(2500円)、1人25万リアル。
内装や設備は当時とあまり変わっていなく、残念ながらWiFiはほとんど繋がらなかった。
懐かしの宿もWiFiが利用出来ないとしんどいので、
翌日にはウズベキスタン、トルクメニスタンで一緒に行動していたバンコク在住のまささんと再会し、
まささんが泊まっているAmol Mazadaranホテルに移る。
3人部屋で60万リアル(2000円)とマシュハド•ホテルより安いけれども、
結局ネット回線は遅く、VPNでFacebookを見るどころか、Yahoo!のトップページを開くのもままならなかった。
また、テヘランでの10月13日に偶然サッカーの日本代表対イランの親善試合があると知り、
多くの日本人旅行者がテヘランの両方の宿に集っていた。
せっかくの機会なので自分らも親善試合を見に行く。
海外も含めてテレビでサッカー観戦するのは初めて。

テヘラン最高峰、世界で6番目に高いミラッドタワーから夜景を見るのも忘れない。
交通が不便でメトロ駅からタクシーを旅行者5人でシェアして35万リアル(1200円)と高いと思ったが、
午後5時過ぎの大渋滞でミラッドタワー着まで1時間以上かかった。


すでに太陽がイランの西の大地に沈んだ頃、ミラッドタワーに到着。
435mのタワーは大気汚染がひどいテヘラン上空を貫いている。


展望室へのチケットは12万リアル(400円)と世界水準で安過ぎ。
エレベーターで昇った屋外展望室からの夜景は圧巻。
体内を張り巡らす血管のようにハイウェイが走り、
静脈と動脈の流れのように車のヘッドライト、テールライトの軌跡が延々と続いている。




1200万人が住む大都会は北京以来の巨大さだった。



10月13日、日本代表対イランの親善試合を見に行く。
すでにチケットをネット予約した旅行者は送迎バスで向かうようで、
チケットを持っていない6人で午前10時からスタジアムに向かう。
が、スタジアムのゲート入場は2時過ぎからで、スタジアム前の芝生で仮眠をとったり、
お菓子を食べたり、イラン人のサポーターにからまれたりと時間をつぶした。



午後3時にスタジアムの敷地に入り、チケットブースでたった8万リアル(300円)のチケット購入。


日本人サポーターは優先されているのかイラン人より先にスタジアムに入れた。
おそらくこれが人生初、なまで見るサッカー球場だろう。



テヘランには日本人会や日本人のコミュニティがあるようで多くのサポーターが集っている。


また世界一周中にテヘランに集った旅人も多く、旅人サポーターも気合いが入っており、
翌日の地元新聞のトップ一面や産経スポーツに自分らが映っている写真が載ったくらいの盛り上がり。
陽気で親切なアフガニスタン人も混ざり、テヘランのバックパッカー応援団として大いに目立ったようだ。




選手入場から親善試合キックオフ。




サポーターの盛り上がりはすごかったが、試合内容はちょっとお粗末なドロー。
それでも見どころもあり、十分楽しい初サッカー観戦となった。





フットボールの翌日は一気にエスファハーンへ。
世界の半分があると言われるエスファハーン。
前回のイラン滞在で一番気に入った町でもある。
テヘランを午前10時に去り、15万リアル(500円)のバスで午後4時過ぎにエスファハーンに到着。
10年前も泊まったアミールカビール•ホステルに今回も滞在。
日本人旅行者5人で一室に泊まる。
テヘランでサッカーがあったからかイランを旅する日本人が多い気がする。


エスファハンの見どころはイマーム広場。
世界の半分と言われるだけあって夜のライトアップが美しい。



イマーム広場中央の噴水が出ていない静かな水面に映り込むモスクもいい。



ウズベキスタンのサマルカンドやブハラのようにモスクの青の装飾に魅了される。
中国の西安からカシュガル、ウズベキスタンと続いてきたシルクロードの旅がここイランで復活した気がする。


シルクロードの重要な拠点であったエスファハーンのバザールには工芸品を売る商店が連なっている。
中央アジアにはなかったエキゾチックな中東の香りがサフランやスパイスに混じって漂い、
久しぶりに異国情緒を強く感じるバザール。





セラミックの青さには吸い込まれそうだ。



エスファハーンでのほとんどの時間はイマーム広場周辺のバザール廻り。
工芸品や土産屋が多い賑やかなメイン通りより多くの店がシャッターを下ろした内部の方が寂れたアーケード街のようで味がある。



10年前に洒落たシーシャバーがあった川辺に夜行ってみると残念ながら川の水が干上がっていた。
シーシャバーもなくなっている。
唯一ライトアップされている水道橋は残っているが、わずかな水たまりでしか反射は見れず。



さすがに10年も経てばどんな町も変化してしまう。
もちろん自分自身の旅のスタイルや感性も。







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