2014年7月16日水曜日

旅仲間とのクアラルンプールからの日帰り旅行(2014年7月14日)

クアラルンプールには8日間滞在し、
バンコクで数日間一緒に過ごしたエベちゃん、みさこさんと2日にわけて
クアラルンプール郊外のバトゥケイブとプトラモスクを訪れたりもした。

バトゥケイブはヒンドゥー教のお祭り、タイプーサムの舞台として有名なところらしい。
昔読んだ紀行文にタイプーサムの写真があり、衝撃を受けた。
クアラルンプールから中華街近くのクアラルンプール鉄道駅から行ける。
バトゥケイブ駅まで2リンギット(60円)と安い。

9時にエベちゃん、みさこさんと中華街のセブンイレブンで待ち合わせして
元気いっぱいに日帰り旅行スタートのはずだったが、
なんと前夜に南京虫の被害に遭ってしまう。
2005年のクアラルンプール滞在に続き2回目…。
ただ、今回滞在しているウィーラーズゲストハウスの部屋は清潔で、
最初の3泊は被害がなく、おでこと肩の2ヶ所を噛まれたのは4泊目だけ。
朝方、噛まれて潰した2匹以外に見ることはなかったので、
別の部屋から侵入したのかもしれない。
宿のお兄さんが部屋に殺虫スプレーを撒いてくれ、
それ以降の4泊は南京虫を見かけることはなかった。
タイ北部のパーイと同様ギリギリセーフである。

何もないクアラルンプール鉄道駅のプラットフォームで待ち、
10時半の電車に乗り込み、少し話してるとすぐにバトゥケイブ駅に到着。
駅の目の前にカルスト地形の岩山と、土曜日とあって多くの観光客がいて拍子抜けしてしまう。
いきなりヒンドゥー教の神様の巨像が現れ、
どちらかというと、地元北海道の登別温泉のような観光地の雰囲気が漂っている。


また、ヒンドゥー教寺院があるので、週末を憩うインド系の家族が多い。
手相占いやヘンナ描きなんかもある。
ここで毎年、狂気じみたタイプーサムという祭りが行われるとはちょっと信じにくい。
まぁ、でも実際に訪れたインドのヒンドゥー教の聖地のバラナシや
カニャクマリなんかもたいてい温泉街のような観光地だった気がする。



洞窟の入口までは272段あるという階段を登っていく。
曇っているせいか、湿度が高く、汗が溢れてくる。



階段や洞窟周辺には猿が多い。
人間の食べ物を略奪したり、威嚇してくる暴力的な猿もいる。
写真を撮りまくる観光客に我関せずの猿の親子は可愛らしいけれども。



洞窟の中は神秘的な鍾乳洞とは違い、
天井から光が差し込み、すでに水滴が落ちる鍾乳洞としての営みが終わった感じがする。
ヒンドゥー教の神様がまつられ、インド系の信者やタイやベトナムからのツアー観光客で溢れている。
西洋人の旅行者にも人気があるようだ。




自分らもちょこちょこと写真を撮り、奥まで探検するような鍾乳洞ではないので、
一通り見終わってバトゥケイブを後にした。





帰りはクアラルンプール鉄道駅ひとつ先のクアラルンプールセントラル駅まで行き、
セントラル近くにあるリトルインディア、ブリックフィールズを訪れ、
遅めのランチをとる。
南インド風のカレーは何度食べても旨い。



バトゥケイブ訪問の2日後はクアラルンプール郊外にあるというピンクモスクを訪れる。
どうやらプトラジャヤという人工的な街にピンク色のモスク、プトラモスクがあるらしい。

前日、エベちゃん、みさこさんはマラッカ日帰り旅行に行き、
自分はクアラルンプールの繁華街ブキットビンタンを夜遅くまで徘徊し、
みんな疲労がたまっているので11時に待ち合わせして向かう。

中華街近くのLRT駅pasar seniからKLセントラルに行き、
セントラルから空港行きのモダンな電車で高速でプトラジャヤへ。
空港行きエクスプレスは若干高めで10.5リンギット(320円)だった。

プトラジャヤは人工的な街だからかモダンで洗練されている。
後で調べたところによると、プトラジャヤは現在開発中の行政新首都で、
政府機関で働く人々が住んでいるそうだ。
確かに同じような計画的に作られた首都であるオーストラリアのキャンベラ、
ブラジルのブラジリアに雰囲気が似ていなくもない。

自分らはプトラジャヤを見て回らず、プトラジャヤのセントラルバスステーションから市バスに乗り、
目的のピンクモスクに直行する。
いきなり現れるピンク色のプトラモスク。
青いモスクはよく見るがピンクモスクは初めてだった。


モスク内の見学は肌の露出が禁止なので、
見学する人はモスクに合ったピンク色のローブを借りて着用する。
はたから見ると、怪しいピンク宗教団体のようだ。



モスク見学においてイスラム教徒以外はお祈りの場は入れず、
外からの覗くだけで終了。
屋内のカフェでまったり過ごしたりした。




どういうわけかなかなかバス停に泊まってくれない市バスに苦戦しつつ、
プトラジャヤセントラルに戻り、
帰りは安めのローカルバス、トランジットLKで中華街まで戻る。
1時間半かかる乗り合いバスは3.8リンギット(120円)と空港行きエクスプレスより安かった。


バトゥケイブ、プトラモスクへの日帰り旅行のそれぞれの日の夜はヨルダン人のラメスと再会する。

ラメスとはバンコクで一緒に過ごした日本人旅行者ショー君の友達繋がりで出会い、
エベちゃん、みさこさんも含めて、カオサン通りで一緒に飲んだり、
夜の街を徘徊したり、ワットポーを訪れたりした。
ヨルダンからやって来たラメスは中華系マレー人と結婚して、クアラルンプールに住んでおり、
自分らと同じく世界一周中のショー君に会いにバンコクに遊びに来ていた。
バンコクで別れてからもFacebookで連絡をとりあい、
約3週間ぶりに再会する。


マイカーで中華街の宿の前まで迎えに来てくれて、
イエメン料理レストランに連れて行ってくれたり、
クアラルンプールを一望できるメナラタワーにみんなで登ったりした。




さらに、2日後にまた再会したときは奥さんも連れて5人で夜のクアラルンプールをドライブ。
まるでラスベガスやドバイにあるようなピラミッド型のゴージャスなショッピングモール、
サンウェイ・ピラミッドに連れて行ってくれ、人生初体験のドクターフィッシュ、魚マッサージを味わう。
最初はくすぐったく、30分のコースの序盤で悶絶しそうになったが、
慣れてくると快感で、プルフンティアン島での日焼けによる脱皮中の足がきれいになった。


ショッピングモールは22時で閉店。
派手なピラミッドと、スフィンクスではなく巨大ライオンと写真を撮る。
ラスベガスの巨大カジノMGMグランドとルクソールを合わせた感じがする。




翌日からマレーシア西海岸を廻る自分にとってはクアラルンプール滞在8日間の最終夜。
ラメスや奥さんとはクアラルンプールに戻る際に再会できるだろうが、
翌日インドのカルカッタに飛び立つエベちゃん、みさこさんとは最後に過ごす夜となる。
仲のいい2人なのでどこの国に行っても楽しそうで、
カップル旅行が羨ましく感じてしまう。
また、年齢の違いを感じることなく有意義な時間を一緒に過ごせるのが旅仲間の素晴らしいところだと思う。

ショッピングモールの後は再びのアラブ料理レストラン、
それからイラン風カフェにて2人にとっては初めてのシーシャ体験。
シーシャを吸いながらいろいろと話し、
涼しいクアラルンプールの夜の時間を過ごすのは最高だった。
夜空に輝く月はスーパームーンから数日経っても明るかった。





あまりにも有意義な夜を過ごした翌日からは再び1人になり、
バックパッカーとしてイポーに向かう。









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